あくまで個人的味覚の問題ですが、
東京でも、天ぷら、寿司、すき焼きにおでんなどの和食料理や、イタリアン、フレンチのお店と、洋菓子にかけては西南 ( 青山・渋谷・世田谷・中目黒など ) の方が美味しいと思います。
でも日本の甘味となると、北東エリアの神田・日本橋・浅草・向島の方が美味しく思うのです。
代々続く甘味のお店が、下町に多いからでしょうか。
先日、隅田川から発した河津桜散歩では、
長命寺の桜もちを堪能しましたが、次の機会に回した「言問だんご」と「志゛満ん草餅」を食べてみたいと思います。
まずは「志゛満ん草餅」から。
向島の志゛満ん草餅本店さんは、創業以来百十余年「生のよもぎ」だけを使用しているそうです。
お店の場所は、長命寺や言問だんごからさらに北に上った左側、
ちょっと寂しくなったあたりにあります。
今回は曳舟駅から歩いたのですが、この辺は道がクネクネしているから結構大変です。
方向感覚に自信のない方は、向島百花園をまず目指して、そこから行くのがいいと思います。
向島百花園の方から広い通りに出ると、、見えました「志゛満ん草餅」の旗。
閉店は5時だといいますが「無くなった時点で閉店」という注釈付。
どきどきしながらお店に入ります。
あらら。
ショーケースの札がパタンパタンと倒れてる。
「あの~、もう草餅終りですか?」
「いえ。草餅だけはまだあります」
良かった。
草餅は本日中とのことなのでそんなに沢山は買えません。
あんいり2個と、あんなし2個いただくことにしました。
経木にくるんでもらって、うわっ楽しみ。
お店を出ようと思ったら、どやどやとお客さんが入ってきた。
たちまちお店、一杯になりました。
ワタシ、結構 招き猫なの。
「お店に入った時はワタシ1人なのに、たちまち一杯になる」ということが、本当に多いのです。
仙台四朗か招き猫、人寄せパンダかまるさんかってか?
この日は、また向島からキラキラ橘商店街までテクテク歩きましたが、
とりあえず草餅のお話です。
いいねぇ、こういう包みって。
じゃーん
既にひとつはMOURI のお口の中。
「うめぇ!!」と隣で騒いでます。
どれどれ、私も食べてみる。 ( 飲酒の後なので舌まだしびれてます )
「うっっっっま~い!!!!!」
ヨモギの濃厚な味しかしない。不純物ゼロ。
柔らかくて、弾力があって、しっとりしてて、もう最高。
あんなしの方は、透明な蜜ときな粉に付けて食べるんですが、
もうもうもう、最高に美味しいです。
これなら5~6個食べられそう。
ああ、もっと買ってくるんだった。
と思うあたりがまた、丁度良い幸せなんでしょうね。
志゛満ん草餅
東京なら、デパートでも販売しているようです。
でも本店にぷらっと行ってみるのが面白いかも。
美味しかった。ごちそうさまでした。