10年ほど使ったビルトインコンロが壊れました。
修理を繰り返し、だましだまし使ってきたものの今回ばかりはダメみたいで。
修理の人曰く「直すより買う方が安いです」
ありますでしょう、10年超えるとこう言われること。
一週間ほど右側の大きいコンロと奥の小さいコンロだけで煮炊きをしていましたが、おせちを作る前に買い換えることにしました。
料理をしていて、いかに三つのコンロを駆使していたことを実感しました。
新宿にコンロを買いに行き、いい感じのコンロがあったので即決。さあ帰ろうという段にMOURI が言いました。
「遅くなったから飯食っていこうか」
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ 断るものですか。
「鼎」は新宿三丁目にある名店です。
名前は聞いていましたが、私は初め入る店。
お酒も多種多様、料理も美味しい居酒屋だそうです。
期待を膨らませ階段を下ります。
口明けの店内。
しばらくすると満席になるんですって。
壁には日本中の選りすぐりの銘酒と、冬のおススメ料理が貼りだされています。
さあ、なんにしよっ。
ふぐと芽葱の柚子味噌
これはウマイ!!!
MOURI も私もふぐの刺身が美味しいというのがわからない人間です。
好物の人が言うでしょう?
「大皿のふぐ刺しを一枚一枚じゃなくて、いつか箸でずずずすーーっと4~5枚すくって食べてみたい」
わかるようなわからぬようなでしたが、もしかしてこういうことじゃない?
皿の絵柄が透けて見えるほど薄く切るふぐ刺しよりも、少し厚めに切った方が美味しいんじゃないかと。
違うかしら。
ふぐ刺しはともかく。この料理の食感は最高です。
天にも昇るほどの食感。
こればかりは家で食べられるものではなし、真似して芽葱を包むなら鯛でしょうか。
とにかく。
芽葱を噛むと口の中でちょっとズレる感じが、刺身の食感と合わさって面白いのです。
「絶対にもう一度食べたい」 そう思える最高の一品でした。
特選 馬刺し ( 赤身ロースとヒレ )
こんなに新鮮な馬肉はそうはない。本当に美味しい馬肉です。
地方に行って、その土地土地の名物を食べます。例えば馬肉。
でも一番美味しいところは東京に行ってしまうとよく聞きます。
ここでこうして食べられる馬肉もそういうことなのかと驚きました。
京芋の蟹あんかけ
京芋の上に蟹のあんかけがとろりとかかっていて、海苔と小葱と粉ガツオがトッピング。
あんかけは上品な鰹出汁。
実は最初、粉ガツオはお洒落じゃないなと ( 密かに ) 感じたんです。
ところが間違いでした。
あんかけの鰹出汁に粉ガツオが、追いがつおの効果を出している。
こういうやり方もあるのかと、とても勉強になりました。
お酒は島根の李白。
京芋のちょっとゴリっとしたところもまた良し。
李白は何と合わせても美味しいお酒です。
生蛸アンチョビ炒め
生というだけあって、クニャッと弾力もあります。
でもとても柔らかくて、炒めた蛸よりアンチョビには合うことがわかりました。
これも目から鱗の大発見。
最後に頼んだカキフライは写真を撮りそびれました。
うわー! 全部美味しかった。
東京に居ながらにして、各地の料理と地酒を堪能できて、何だか旅行に来たみたいです。
本当に幸せな週末でした。
以下はメニューです⤵