小田急線の参宮橋駅から明治神宮の西口の近くに、昔からずっと気になっていた喫茶店があります。
参宮橋駅前はそれなりに賑わっていますが坂を上がったこの辺りに、店らしきものはここ一軒しかない。
頭上は首都高速4号新宿線がかぶさるように通っています。
ずっと気になっていながら、入らなかった。
違う 「入らなかった」のではなく「入れなかった」
この階段の下だもの、ちょっと入りづらくて。
何だか勇気がいるのは、私だけだろうか。
美味しい珈琲350円に、軽食ですって。
なんとなくレトロな感じがするのが魅力的。
お店は思っていたよりも広い空間でした。
マダムが1人で切り盛りしています。
2人席が3つ。4人席が1つ。一段下がったところに10人位座れる席とカウンター。
2人席の先客のカップがまだ片付いていないので、
どこに座ろうか、カウンターか?と思案していたら、
大きな10人席にどうぞと言われる。
10人テーブルの端にちょこんと座って、借りてきた猫状態。
何か異空間。
昔なつかし「純喫茶」というのかな、それも都会ではなく地方にあるような懐かしい雰囲気で、どこかスナックのようにも思えます。
珈琲、美味しい。
地階ですけど、天井が高いのか圧迫感がなく、煙草の煙も感じず、
「ほっといてくれる感」が最高のおもてなし。
今日は早々に切り上げますが、ここはちょっと穴場の隠れ家として利用にさせてもらえそう。
4日後、再来。
初回の席は、写真奥の手すりの下。
アハハ。今日はお客さんが立て込んだのかな?
あっちのテーブルも、こっちのテーブルにも飲み残しが片付けられないでいる。
2 2 2 の手前のテーブルは距離が近いからか、真ん中は雑誌置き場にしているみたい。
このままライトを暗くしたら、昭和のモダンなビンテージスナックになるかな www
良い意味で場末感があるというか、どこか懐かしい感じがあるのは、この天井のせいかも知れません。
ミートソーススパゲティを頼んでみる。
ほんのり酸っぱめ、昔懐かしの味。
入りにくいお店でしたが、
入ってしまうと居心地がよくて、出にくいお店になりました。