NHK で「一億円のさようなら」というドラマが始まりましたが、第一話を見そびれました。
面白いという噂を聞き、第二話から録画をしたのですが、
どうせなら原作を読んでからにしようと思い、ドラマも方は手つかずにしています。
ところがその原作本、図書館では14人待ち。
順番が来るまでの間に、白石一文さんのデビュー作というのを読んで待つことにしました。
・・・と、前置きが長くなりましたが、今日は『一瞬の光』の話です。
【あらすじ】
38歳の若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢されたエリートサラリーマンと、暗い過去を背負う短大生。
二人が出会って生まれた刹那的な非日常世界を描いた感動の物語。
直木賞作家、鮮烈のデビュー作。
角川HPより
長編でしたが、サクサク 二日で読めました。
感想は、、、うーん、なんだかなでした。
読んでいる時には「次はどうなるの」「えっそうなるの」とその先が気になっていましたが、
読み終わってみると、なんだかつかみどころのない作品だな、という印象に終わりました。
エリートサラリーマンが、容姿・頭脳・経済と全てが完璧で、フィアンセも同じく完璧すぎでした。
つっこみどころのないくらい。
主人公がそのフィアンセを捨てて、いわくつきの短大生 ( 香折 ) の方になびいてしまうのが、私にはよくわかりません。
いいんですよ、そういうどうしようもないものに引き付けられるということはあるでしょうから。
主人公の、そういう困難な方に舵を取ってしまう心境はよくわかるが、
香折の方にその魔性の力が感じられなかったんです、私的には。
香折のキャラクターがぶれてしまっている印象を受けたからだと思います。
主人公を振り回してしまう香折が、意図的に見えてしまう瞬間があって。
あれは、ひょっとして男をひきつける為に演技なのか? と一瞬勘ぐってしまったのは私だけなのかしら。
フィアンセも、主人公にそう言ってましたから、女性から見ると、
そう見える要素を香折がもっているのではないかと思います。
香折が、過去の虐待を思い出し錯乱するというのも、最初の内だけだったのも妙に思えました。
彼女が主人公に見せる顔、バーの店主に見せる顔、ボーイフレンドに見せる顔に一貫性がないように感じたけれど、主人公にしたらそれが「あいつをわかってやれるのは俺だけだ」と思える要素なのかも。
面白い本だからドラマ化もしたかったでしょうが、あまりに性的に凄すぎて映像化は無理かも。。。
もう少し性的でなく、精神的な部分の虐待として香折が描かれていれば、
私としてはもっとのめり込めたかな、と思って本を置いた次第。
本日の朝ごはん
本日の夜ごはん
切干大根、パセリのお浸し、えのきの明太子炒め、ペコロスの酢漬け、
きゅうりの簡単醤油漬け
切干し大根はお得意メニュー
薄味に炊けば、このくらいペロリと食べてしまえます
えのきの明太子炒め
なんちゃないね、でもおいしいからいい
こんなのを食べてもらってる内に出来上がったのがコロッケ
実はコロッケって自作はあまりしません。
お店で美味しいのを沢山売ってるじゃないですか。
でも、手作り食べてみたいと言われちゃしょうがない。
作りましたよ、時間かかるけど。
全部で8個出来てしまいました。
2個っつ食べて、4個は明日、、、と思っていたら、4個食べてしまったしとがいる。
ホントに食べたかったんだな。