百年文庫 2 絆を読了。
海音寺潮五郎作品に続き、残り二作の紹介も、と思ったが、
説明の仕方を間違うとネタバレになるので割愛することにした。
この二作は、ご自身で読んでもらった方が良さそうだ。
ドイル『五十年後』は、結婚を誓い合った男女が、運命に翻弄され離れ離れになってしまう話。
ありがちな設定に思えなくもないが、読んでいる最中はハラハラして面白い。
周五郎『山椿』は、想い人がありながら親のすすめる男性に嫁ぐ女の話。
最後に「ええっ? そうくるか」と思わせてくれたが、キチンと伏線もあり面白い。
百年文庫は、
ひとつのテーマで三人の作家の作品を組み合わせる趣向で、100巻刊行されている。
私が初めて「百年文庫」を目にしたのは、お洒落な雑貨屋さんだった
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百年文庫の背表紙は、古っちい私の蔵書とは 真逆のものだった。
「読む」+「飾る」をコンセプトにした、インテリアにもなる本だ。
何冊か手にとったが、読むだけで考えると価格設定はやや高い。
その時は眺めるだけで終わってしまったが、何年かして中古で何冊か買った。
その一冊が「絆」だった。
紙の本は「読む」という行為にとどまらず、《手触りや見た目》で快感も与えてくれる。
内容を頭に入れるだけなら電子書籍でいいが、小説の場合はいつ刊行されたか、どこから刊行された本によって、読後感も違うように思う。
個人的好みは古書が一番で、現代の本なら筑摩書房が好きです。
ポプラ社「百年文庫」の特徴
百年文庫には、珍しいと思うことがいくつかあった。
● 字が大きいこと。
● スピンの長さも独特
こんな長いスピンは見たことがない。
● 装丁が凝っている
カバーを外した表紙の裏表に一冊一冊違う版画が施されているのもお金がかかっている。
字が大きいのが読みやすいかどうかは、個人差もあるけれど、
この装丁を《美しくない》という人はいないだろう。
安井寿磨子さんの版画めあてに揃えたくなる人だっているハズだし。
全部が全部、100年前の作家というわけではないが、
今なかなか手に入らない明治・大正の作品も多いのが私の好みとも合致する。
あと何冊か気になる本もあるので、百年文庫、また買ってしまうと思います。
本日の昼ごはん
金ちゃんラーメンに、餅ーーーーっ!
こんなことをしていたら、また体重が嵩んでしまうな。
本日の作り置きつまみ
正月のおせち用に、乾燥カタクチイワシを買ったのを忘れていた。
もともと、歯にくっつくような田づくりは好きではなく、素焼きしようと思っていた。
丁度よいものがあった。
塩味のアーモンドを砕いて、
カタクチイワシと乾煎りする。
粗熱が取れたらカリッとなった。
香ばしいつまみ一品出来上がり。
本日の夜ごはん
三品盛りは、無限ピーマン、紅白なます、黒豆。
カタクチイワシ アーモンド。
いぶりがっこは、やっぱり半月だな。
小肌
元旦の食卓に乗せなかったのは、恒吉さんが魚嫌いだったから。
鶏肉料理を追加。
雑煮用が余ったので、塩糀をまぶして炒めた。
塩糀のおかげで柔らかいわ、これ。
〆は焼きそば
焼きそばにはやっぱり、たっぷり青海苔と紅しょうがでしょう。