garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

熊谷守一美術館

 

豊島区千早にある、熊谷守一美術館に行きました。 ( 3月13日 )

f:id:garadanikki:20150317150633j:plain

コンクリート打ちっぱなしの三階建て。

熊谷守一さんのイメージとは対極にあるような建物だけど、壁には。。。

f:id:garadanikki:20150317150634j:plain

熊谷守一さんの代表作「赤蟻」が。。。

f:id:garadanikki:20150317161539j:plain


「地面に頬杖つきながら 蟻の歩き方を幾年も見ていてわかったんですが、

 蟻は左の2番目の足から歩き出すんです。」

晩年、日がな自宅の庭で動植物を見て過ごしたという、モリ ( ※ ) さんの有名な言葉。

※ 熊谷守一さんは家族や周囲の人から「モリ」と呼ばれていたそうです。

 

f:id:garadanikki:20150317150635j:plain

f:id:garadanikki:20150317150637j:plain f:id:garadanikki:20150317150642j:plain

f:id:garadanikki:20150317150640j:plain

展示室以外は撮影可とのことだったので。。。

f:id:garadanikki:20150317150651j:plain f:id:garadanikki:20150317150650j:plain

第一展示室には、比較的後半の油絵が展示されていました。

濁った土感のある単色の絵具で、蟻や蝶や花を閉じこめたような作品や、猫を描いたものも多数。

 

日向で居眠りをしているような猫たち。

シーンと静まり返えり、一切の音を感じさせない。

f:id:garadanikki:20150317163306p:plain f:id:garadanikki:20150317163326p:plain

 

ちょっと米倉斉加年さんに見える。。。

f:id:garadanikki:20150317150649j:plain

 

   f:id:garadanikki:20150114111040j:plain

 

熊谷守一さんに興味を抱いたキッカケは、この写真 でした。 

f:id:garadanikki:20150317150659j:plain

こんな人、いるかしら。

警戒心の強いといわれるカラスが頭に乗っている。

髪の毛をもて遊ばれても端然としている人。。。

 

出典:( blogs.c.yimg.jp  )
【仙人とよばれた浮世離れの画家】 熊谷守一

 

「画壇の仙人」の称された熊谷守一さんは、

裕福な家に生まれ、父親のお妾さんや異母兄弟、女中たちと一緒に育ちました。

父親は稼業を守一さんに継がせたかったのですが、守一さんは東京に出て、画家を志します。

赤貧の中で3人の子供を失い、制作をつづけていきます。

千早の家は、奥さんの実家からの援助で建てられたそうです。

晩年のモリさんは、この家の庭で動植物に囲まれて過ごし、猫、蟻、蛙など身近な動物を絵にしていきました。

文化勲章の内示を「これ以上人が来てくれては困る」と言い辞退したという話も、

モリさんの人となりがよくわかるエピソードと思います。

 

1階の展示室、2階の日本画を中心にした展示室を見学し、ホールに降りてくると、

喫茶室になっていました。

f:id:garadanikki:20150317150652j:plain

モリさんの次女で画家の熊谷榧さんの作品も壁にありました。

そもそも父親の旧居を建て替えて個人美術館を作ったのも、榧さんで、

2007年に豊島区立になるまでは、榧さんが館長を務めていました。

 

榧さんは、美術館を建てる時に自宅の庭にあったケヤキとハゼノキの2本だけ残しました。

あのシンボルツリーがその 1本なのかな。。。

f:id:garadanikki:20150317150653j:plain

どうやらここは、地面から少し掘り下げられた高さになっているようです。

椅子に座れば、目の高さは白砂利や玉竜に合うようで、木や空は見上げる形になります。

 

f:id:garadanikki:20150318125213j:plainこの辺りの家並みは、

モリさんが住んでおられた頃とは

すっかり変ってしまったかも知れない。

 

でも。

美術館の隣に一軒だけ、古い家が残ってて。

今では珍しい生垣のお宅なんだけど、

美術館の入口にあるモリさん像は、

そのお家の庭が見られるような角度に

置かれていました。

なんか嬉しい。

 

f:id:garadanikki:20150317150655j:plain

そんなモリさんは、今日もいねむり