Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

いざ鎌倉リベンジ! 佐藤忠良展覧会

 

本日は先月のリベンジで葉山へ。

リベンジとは、間違って展覧会の公開日前に行って見られなかったから。

佐藤忠良さんの生誕110年を記念しで企画された「生誕110年傑作誕生佐藤忠良」の、

開催期間 ( 4月22日~7月2日 ) をよく確かめないで失敗してしまったのだ。

garadanikki.hatenablog.com

 

前回はそれなりに、鎌倉のKAEDENAで美味しいご飯を食べたり、懐かしいパン屋さんに行ったりで楽しい収穫のあった一日だったが、本懐は果たしていない。

今回も展覧会の前に、鎌倉で食事とパン・くらかけ豆の調達はするが、

あまりのんびりせずに葉山に向かうつもりで家を出る。

 

まずはパン屋さん

MOURI が今まで食べたパンの中で一番好きだというハード系のパン屋さんは、

ラ・フォレ・エ・ラ・ターブルという。

長い名前なので私はラフォレタといってごまかしてしまうが、

地元では「地蔵パン」と呼ばれているとかいないとか。

kamakura-life.net

 

なんでしょう。

いつも行くと、奥さんと喋りこんでしまうので今日も写真を撮るのを忘れた。

 

パンの写真だって、ほら、こんなにちぎった後だったり (;'∀')

 

 

次に向ったのは、石渡源三郎商店

老舗の乾物屋さんで、桶に入っているお豆さんたちがなんとも良い風情。

 

こちらで必ず購入するのが、長野産のくらかけ豆だ。

 

先日、くらかけ豆の記事を見てtemmahime さんが興味をもたれていらしたので朗報を。

石原源三郎商店はサイトで通販もしていらっしゃいます。

通販購入はコチラから⤵

yamagen-mame.shop

石原源三郎商店
〒:神奈川県鎌倉市長谷2-14-23
TEL:0467-22-0193
定休日:日曜日
営業時間:9時~18時

 

鎌倉のパン屋さんがある六地蔵から、石原源三郎商店がある長谷まではかなりの道のり。

私は、六地蔵パーキングから車を出し、車で長谷に行き、長谷近くのパーキングに入れ直すことを提案したが、MOURI が歩こうと言う。方向音痴で距離感がイマイチつかめぬMOURI は歩く気満々。

 

「いいけど、かなりあるよ。今駐車しているコインパーキングまで戻ってこないといけないから、往復歩くことになるけれど」

 

そんなワケで、車は六地蔵パーキングに入れたまま、長谷に向って歩き出す。

途中で何か食べようと思っていたが、ピンと来る店がない。

私がKAEDENA贔屓になったのもそれが理由で、この界隈はしらす丼がメインの観光値段の店が多い。

結局、六地蔵⇔長谷を往復してMOURI も「そんな遠かったっけ」と驚いている。

 

遠く感じる理由が判明した

歩けない距離ではないが、由比ガ浜大通りは昔から退屈で疲れる道だと思っていたが、

今日その理由がわかった。

歩道がずっと斜めに傾いているからだった。

 

 

2016年6月3日撮影

写真でわかるかしら。

家から車道に出る車 ( ? ) のためか、歩道が車道に向けて斜めに下がっています

 

こんな風に身体が斜めになったまま歩いていると、それほどの距離でもないがとても疲れる。

これが長年、由比ガ浜大通りが遠く感じた理由だった。

 

 

昼食はうなぎ屋さん

朝食にざるそばを食べたキリ、そろそろ何か食べようと店を探すが適当な店が見当たらない。

と、目立たない風情のうなぎ屋さんがあった。

観光客向け、というより地元の方が出前をとるような店かしら。

「ここにしよう」とMOURI

 

女将さんにご予約ですか?と聞かれる。

振りの客だと伝えると、ちょっと困った顔をされながら二階の座敷に案内される。

だれーもいない。六畳三間ぶっづけの客室

MOURI はビールとうな丼、私もうな丼。

並を頼んだのは、うなぎの量がそんなになくてもいい夫婦だから。

 

注文があってからうなぎをさばくので小一時間かかることがわかった。

女将さんの困った顔はそういう訳だつたのかしらん。

 

ビールのつまみ

「このお店、川端康成さんも食べてたりなんかして。もしかして里見さんも・・・」

川端さんをはじめ、文士が多い鎌倉だから、古い店なら文化人の贔屓の店だったりして。

 

ピンポン! 大あたり!

予備知識もないまま飛び込んだ店だったが、調べてみたらその通り、

川端康成さんや、田中絹代も魅了された店だった。

 

intojapanwaraku.com

san-tatsu.jp

 

驚いたのは、器の話。

ネットで紹介されていたこの重箱は、松村梢風さんがデザインした鎌倉彫のものとのこと。

楓風さんは大好きな明治の文豪。お孫さんは友視さん。

dot.asahi.com

 

待つこと40分、配膳されたうな重 並  ( 肝吸いは追加で200円也 )

残念なことに、この重箱は鎌倉彫の松村楓風さんのものではなかった。

女将さんに聞いたら、この上のランクのうな重から重箱がそれになるらしい。(´;ω;`)ウゥゥ

 

 

重箱はともあれ、うなぎの大きさは丁度よい。

香りの高い細かく挽いた山椒をご飯とうなぎの間にサラサラとかけて、いただきます。

甘すぎずサッパリして飽きの来ない味のタレだ。

個人的にはご飯にタレが多いかな。←一口目は丁度よいのだが、最後まで食べきるとちょっとしょっぱい感じが残るタレの多さでした。

 

でも甘ったるくなくていい塩梅のタレの味だし、うなぎも甘くて脂ののりもほどよくて、柔らかい。最高のうな重でした。

 

 

箸袋にもあったにげようとするうなぎをつかもうとしている男の絵は、ショーケースの木版画と同じ絵柄で、漫画家・長崎抜天(ながさきばってん)が描いたものらしい。



店内には他にも色々な文化人からの額や書があるようで、

やはり昔から文人に愛された名店なのだろうことのわかる店だった。

 

 

そろそろ葉山へ向かう

いつものことだが車ででかけるとなかなか写真を撮れない。

これは渚橋で停車中の一枚

中央の遠くに見えるのは江の島

 

国道134号線、伊勢山トンネルを抜け逗子海岸添いを走っていると、なにやら海水浴場が騒がしい。

あちこちに出店のようなものがあって、人がわさわさ準備している。

今日は、逗子海岸の花火大会だそうだ。

www.city.zushi.kanagawa.jp

 

知らないで走っていたけれど、もう少し遅かったら渋滞に巻き込まれていたかも知れない。

とにかくやっと着きました葉山美術館

「生誕110年 傑作誕生 佐藤忠良」って面白いタイトル

美術館だもの、ここからは撮影禁止。

とにかく心のシャッターを押して、感動を胸の奥底に閉じ込める。

一番好きだったのは、やはり「ふざけっこ」かな。

葉山美術館でも、一部屋奥がガラス張りの小部屋に展示されていた。

圧巻だったのが、第四会場 (展示室3を抜けた所) が一画ガラス張りになり海がのぞめる。

彫刻「帽子」とバックの海の調和が素晴らしかった。

最後のブースには「大きなかぶ」の原画もあり、とても充実した展示だった。

 

実物を見るのが初めてのMOURI はいたく感動。

「忠良さんの彫刻って、品格があるよ、うん、美しい」

本当に私もそう思う。

 

7月に入ると、中の展示物が代わるらしいので、後半ももう一度訪れてみたいと思った。

 

 

その他の風景

美術館を出たところから海を臨む 右はレストラン

 

石のテーブルにはこんなことが書かれている

 

階段を降りると施設がぐるりと周遊できるらしい

 

松と芝生の対比がいい

 

振り返ったところに建てられているレストラン棟

 

海岸に出た

 

施設の壁の前にならやら・・・

おもしろい彫刻だ

 

美術館の敷地の脇を通って海岸に出てみた

 

暑くもなく寒くもなく、快晴でもなくこんな曇天の方が写真はいいと思う。

 

肉眼では中央より少し右の方に富士山が観られるのだけれど・・・

 

砂が靴に入るからなあ、と嫌がったので一色海岸まで歩くのをあきらめる

 

園内に戻り、駐車場まで行く広場

 

ここにも奇妙なオブジェ

 

外には、忠良展ののぼりがはためいていた。

 

 

 

 

本日の夜ごはん

 

ささかまぼこ おいし

 

ニラ玉追加

 

こんな小鉢もさっぱりしてGOO

 

運転して疲れたので、特に何もない夕食でした。