ウィーンから1年ぶりに、斉魚 ( えつ ) 姐さんが帰国しました。
斉魚姐さんは、7年ほど前にオーストリアに渡り向こうで生活しています。
年に一度、帰国する姐さんの愉しみは古墳を巡ること。
「何でいつも寒い時期に?」と聞いたら、
「熊とスズメバチがいない時期だから」という答えがかえってきた。
・・・・。
携帯電話も持たず、一人で墳丘に登り、入れる墓の中には潜り込むのが楽しくてならないのだそうな。。。
・・・・わからない。
こんな小さな穴に潜り込んじゃうらしい ⤵
入れない。私には絶対に・・・入れない。
心配です。
1人で携帯も持たずに山の中に分け入って。
しかも、こんな穴の中に入って、骨折でもしたらどうなるのかと。
「助けて~」と叫んでも、誰も来てくれないんじゃないかと。
斉魚姐さんにそう言ったら「2~3日したら何とかなるでしょ」だって。
・・・・ほんとにワカラナイ www
そんな姐さんが、東京に立ち寄って、にゃんこと私に会いにきてくれました。
※ 姐さんは、私がご飯をあげているにゃんこたちの世話を、昔していらした方です。
姐さんがウィーンに行ってしまった後、私がにゃんこたちと付き合うようになったので、
姐さんと私はすれ違いの関係でした。
にゃんこたちにとって、姐さんは《恩人》です
恩人といっても、直接姐さんからご飯を貰ったにゃんこは6歳以上の子です。
それより小さい子は、親とか先輩猫から話を聞いていたんでしょう。
「あの方は、凄い人なんだぞ。いらしたら三顧の礼で迎えるのだぞ」と。
にゃんこの《申し送り》は凄いのです、絶対なのです。
毎年、小さい猫がその伝えを聞いて、姐さんをお出迎えするのを見てきましたから。
姐さんが来日する日の、にゃんこたちはソワソワします。
「早く来ないかなぁ」とんとん
ちょっとでも高い所から、来るのを見張ろうという魂胆。
とんとんは、姐さんを知らない世代で、お祖母ちゃんの あかちー から、
姐さんのことを聞いて育った子です。
姐さんが到着すると、場所取り合戦が始まる。
左で好位置をキープしたのが、ハタボウ。
右でスリスリしてるのが、マダグロさん。
カイさんは出遅れました。
ホントに不思議。
何年でも覚えてるんです大好きな人のことは。
この日は、ご無沙汰で私もめったに合えない子まで全部、顔を出した。
総勢 17匹。
翌日
とんとんが一番乗り。
姐さんの荷物にピッタリくっついています。
「ここ、私の場所なんだから」
先輩猫が来ても、「うーうーうーう」と、うなってどきません。
「とんとんは、姐さん知らないでしょ?」
「ううん、おばあちゃんから聞いてるもん。姐さんは世界一偉い人なんだよ」