「蟻は左の二番目の足から歩き出すんです」
熊谷守一画伯の有名な言葉です。
熊谷さんは晩年、家の庭に筵を敷き、わずか18坪の世界に生きる小さないのちに視線を注ぎました。
「地面に頬杖をつきながら、蟻の歩き方を幾年も見ていてわかったんですが、
蟻は左の2番目の足から歩き出すんです」
こういう人、いたなもう一人。
ゆうじ君
猫の世話をするだけではなく、動植物にわけ隔てなく優しい人。
猫メシを、皿ごとかっぱらいに来るカラスにも優しい。
「食え食え、だけど皿は持っていかないでくれよ」
「かあかあ」と催促するカラスに、食べやすいように猫から少し離れたところにお皿を置いてやる。
手なずけた。名前もつけてる。
でも今日はスナック盗まれた。ははは。
ハクビシンも、狸も、蛙にも優しいのです。
先日、3日もご飯を食べに出てこなかったにゃんこがいました。
4日目に出てきたら、左腹に傷がありました。
3㎝くらい丸く毛が抜けてまる裸になっていました。
なおりかけ。 でも剥げてます
可哀想にねぇ、痛かったろうに、、、、
傷が癒えるまで、ねぐらで安静にしてたんでしょう。
傷口を見たメンバーは言いました。
「これは狸とかハクビシンとかじゃないですね、中型犬にかまれたんでしょう」
傷の大きさや形で察しがつくのだそうです。
「でも、噛まれたというより、噛みつかれそうになる寸前に逃げたんでしょう。
毛だけ引き千切られたようですね」
なるほど、よく見るとかみ傷はない。
傷跡でなんでこんなことまでわかるんだから凄い。
もうひとつ、驚くような話を聞きました。
犬の散歩をさせる飼い主さん、大型犬と小型犬を連れている人はちゃんとリードを持って神経を使って散歩をさせている。
大型犬は子供に飛びついたりしたら大変ですからね。
小さい犬は、逆に弱いですから守るんでしょうね。
でも中型犬で、例えば柴犬くらいの大きさの飼い主さんは、結構自由なんだそうな。
リードが長ーく伸びるのを使っているのも中型犬の飼い主さんが多いです。
このあたり森のような場所もあるから、ここに連れてきてリードを放して、
放し飼いにして糞させる人がいる。
先日見た飼い主は、自分の犬を猫にけしかけて面白がっていました。
まるこ「あのね、にゃんこ噛みついたワンコに私が噛みついたら、
やっぱり飼い主に怒られるかねぇ」
ゆうじ君「まるこさんなら、やりそうな気がしますが、それはどうかと」
牙には牙です。
私の場合、噛みつくにゃんこには噛みついて駄目だとおせーてますから。
犬にもそういう方法があるように、、、うん、どうしても思ってしまいますのじゃな。