久し振りに柳橋を歩きました。
やはりこの景色はいいです。
頂き物をしたので、そのお返しに小松屋さんで佃煮を買います。
色々あって悩む、、、うーん。
やっぱり自分の好みで、しらす山椒にいたしましょ
佃煮を買ったら、お昼ご飯。
とぼとぼ歩いていたら、ルーセントギャラリーのT字路を行った先に気になる看板。
洋食 大吉
渡ってみよう。
地下のお店か、、、
おやおや?
ショーウィンドウに池波正太郎さんのコーナーがある。
このお店のことが書いてあるんですね。
ランチタイムのメニューはこれか。良さそうじゃないですか。
入ってみます
階段を降りて、右側が厨房。左側が食堂。
広い。赤いチェックのテーブルクロスも古き良き食堂の感じ。
さーて何にしよう。
岩中の豚ロースカツ、、、これが人気メニューらしいですね。
一頭から10枚しかとれない一番美味しい部分とある。
それではカツではなく、その豚ロースのステーキというのにしてみましょう。
値段も張りますが、折角だからその美味しいというやつに挑戦。
5分ほどして配膳されたのがこちら。
おおおおーっ
凄い量です。200gだったか
切ってみた
「堅っ」
・・と思いました。ところが違った。
堅いと思ったのは悪いことではなく、身がしまっていて弾力があって、
良い肉を噛むのはこんなに幸せなことなんだと気づかされてくれる。
日本の、例えば牛肉は綺麗なサシが入っていて溶けるほど柔らかいでしょう?
あれはあれで美味しいと思う。
だが「肉を噛む」という行為を忘れてしまいがち。
噛むほどに肉汁が出て、アミノ酸と焼き目の醤油味と合わさって口の中に広がる。
口中にとどまる時間が長いというのも嬉しいものだとわかりました。
何より驚いたのが脂身です。
レモンの上、肉の1/3くらいが脂身なんですが、それが感動するくらい美味しいのです。
いい脂は、こんなにも美味しいものかと吃驚。
これは凄い。
宮内庁からも礼状が届いたとありましたが、わかるわかる。
こういう味噌汁は微妙なものだと思っていたけれど、これまた美味しいのですよ。
もしかしてお肉のお出汁? そんなことはないか。
でも、かつおでもなく昆布でもなく、何だかわからないんですがキチンと奥深い出汁がきいていて、それが味噌と良く合うのです。
いやぁ。感動しました。
久し振りに「ごちそう」を食べました。
最期の晩餐に何食べたい?と聞かれたら、
しばらくは「洋食 大吉の岩中豚ロースのステーキ200g」と願うと思います。
本当に美味しかった。ごちそうさまでした。