先日、梅沢富美男さんが鯛めしを作っていて、野崎洋光さんに酷評されていました。
番組は「プレバト」 大好きなんですよね、あの番組。
特に俳句のコーナーは大好物。
毒舌の夏井先生と、名人にまでなった梅沢富美男さんのコメントが面白くて、毎回楽しみにしています。
梅沢富美男さんはあの番組になくてはならないキャラクターです。
俳句でも、生け花でも、料理でも何でも出来る。
何をやらせても名人級の腕前なのに、大口を叩いて浜田雅功さんに頭たたかれたりしています。
「偉そうに何いってんのや」と。
番組 ( その空気 ) で、自分が何を求められているかを瞬時に察知して、
対応する梅沢富美男さんはバラエティーにはなくてはならない人だと思います。
昔から大好きなの、梅沢さんのこと。
そんな梅沢さんが、鯛めしを披露するというから、さぞ評価が高いだろうと楽しみしてました。
査定はミシュラン二つ星「分とく山」の野崎洋光さん。
野崎さんもまた尊敬する料理人。我が家のしめ鯖は野崎流ですから。
梅沢さんは、昆布やかつおをフンダンに使ったお出汁を土鍋に入れ、
お米の上には大きな鯛を丸ごと乗せて、鯛めしを完成させていました。
「これが旨いんだ。どうよこの鯛めし」
蓋を開け、満足そうな梅沢さんの鯛めしの評価は、、、、
ええっ 最下位?
見ていた私も意外でしたが、画面に映った梅沢さんもポカンとした顔してる。
目が鳩のようになって、口がもぐもぐ。
野崎さんが酷評した理由は、、、
鯛めしは鯛が大事じゃない。お米が主役だからという理由でした。
野崎さんのお話では、こういうこと。
・鯛は切り身で乗せろ
よく鯛めしを作るのに鯛をまるごと一匹どんと米の上に乗せて炊くけれど、それはダメなんですって、なぜならお米が炊ける時の対流を鯛が邪魔してしまうから。
大きな鯛が乗っているせいで、ご飯がベチャッとなってしまうんだそうです。
・出汁も必要なし
鯛めしは水だけで十分だというのです。
色んな出汁をきかせたら、鯛の風味がどこかにいってしまうでしょう?
ってことでした。
言われてみれば、うなづける。
でも、あの。
大好きな梅沢さんの、あの、ぐうの音も出ない複雑なお顔が頭から離れない。
梅沢さんが作ってくれた鯛めしも美味しそうだったものなぁ。
もしも、食べる機会に恵まれたら、、、
「どうだい、ウマそうだろう」と梅沢さんが蓋を開け、よそってくだすった鯛めしを食べたら、
感動して、泣いてしまうと思うのです、わたし。
絶対にこれはこれで美味しいと思うのです。
そんなことを考えながらも、、、
いつか鯛めしを作る時は是非野崎レシピで、メモを取ってしまった。
梅沢ファンとして裏切り行為に出てしまった、わたくしです。
イメージしゃしん
野崎洋光料理長の、、、鯛めし
作りやすい分量 |
米…3合
水…450cc
薄口しゅうゆ…45cc
酒…45cc
鯛…一匹
三つ葉…適量
作り方 |
1.鯛は切り身にして焼いておく
2.土鍋に米と水、酒、薄口醤油を入れ火にかける
3.ひと煮立ちしたら鯛の切り身を米の上に並べる
4.炊き上がったら人数分の切り身を取り、あとはほぐして三つ葉と一緒にご飯に混ぜる。
5.器にご飯を盛り、取り分けておいた切り身をのせる