仕事の集合時間までまだ2時間半ばかりあるので、もう少し、、、
少しじゃないかな 歩いてみます。
目的地は東高麗橋にある「八木商店」さん。
ちまこ通信 (id:chimako-tsushin) のちまこさんが、
「大阪に行くなら夏バテ防止にいい酢こんぶのお店がある」と教えてくださいました。
ちまこさんのおススメですから旨いに決まってる。
絶対に行ってみようと心に決めてやってきたのさ。
茶屋町からだと遠いかな、でもここは歩こう。
地下鉄に乗ってしまうと、位置関係がつかめません。
大阪の地の利がわからなかったのは、ずっとタクシーや地下鉄を使っていたからでしょう。
歩けるだけ歩いて、時間切れになったら公共交通機関を使うことにします。
スマホでマップを確認しながら歩く。御堂筋を越えて、中之島の方向に歩けばいいのね。
大きい道はつまらないから、西天満に向かう狭い通り ( 老松通り ) に入ります。
まだ9時前だというのに、暑いなあ。
街中ジリジリしていて、セミがジーンジーン鳴いています。
そういえば、大阪はセミの鳴き声が東京より大きいように思うんだけど。。。
神社とか木の多い場所じゃなくて、ビル街にあるちょっとした木の下を通ってもセミ凄い。
このセミさん、どこにとまって鳴いてるんだろうと見回してみる。
十字路の右方向の道の先に、うっそうとした木が見えました。
真っすぐ行くつもりだったけど、右に曲がってみよう
昆布屋さんがありました。
これから酢こんぶを買いに行こうというのに、妙に気になる。
9時にはもう店を開けているんだもの、何かのご縁。
ごめんください。
店内には、色々な種類の塩昆布が並んでいます。
とろろもあるし、だし昆布も凄そうなのが沢山ある。
「みをつくし料理帖」でも読みましたが、大阪の出汁といえば昆布でしょう。
折角ですから天然の真昆布を買っていこうと思います。
お店には、ご店主っぽい男性が数人。。。。
( どの方がご店主かわからない ) 皆さん、貫禄があって、社長さんみたいだ。
「随分、早くからお店をあけて らっしゃるんですね」
「ええ、早起きは三文のなんとやらで(笑) 遠くから?」
イントネーションでわかるんでしょうかね、大阪人ではないと
「東京から来ました。今日は梅田から散歩してて、歩いていて西天満をもう少し真っすぐ行くつもりが、
なんだかこの道が気になって曲がってきたんです。偶然こちらを見つけたわけで。」
「そうでしたか、それはどうも。
わたしも東京にはよく行くんですよ。最近は東急東横と横浜のそごうに。」
「あら、住まいが渋谷なんで、東横で手に入るんだったら嬉しいわ」
「それはまあ。今後ともどうぞごひいきに。」
ちょっとしたやりとりでしたが、大阪商人さんお話したことがなかったので嬉しい。
いいものです、大阪弁にふれられて。
ん。でも「おおきに」とか「でんがな」とかって言わないんだね。
残念 (^ー^)
出汁と真昆布、おやつ昆布と昆布茶を買いました。
これからもう少し歩くつもりだし、
でも昆布は持ち歩くにも軽いし、重宝するし、嬉しい買い物です。
本当に偶然ですが、良いお店を見つけました。
因みに、どんなルートで見つけたかというと、下図のような道すがら。
とても偶然。適当に曲がった道にあったお店だったんです。