高麗橋を渡って、最終目的地の八木昆布店に到着しました。
あそこだ。
八木昆布店と書いてある。
ワクワクします。
凄い。
弘化二年創業だって。
※ 弘化二年は1845年、今から172年も前。
老舗も老舗の昆布屋さんなんですな。
では、ごめんください。
桶に昆布が沢山あります。
味見をさせていただきました。
しっとりと濃い味の昆布は、暑気払いに丁度いい。
しかし、我が家で食べきれるかイメージしてみたら、残ってしまう予感がする。
「細く切ったものもありますよ。
うちでは、これでおにぎりにしたりお茶漬けにしたりしてます」
そう言われて試食させていただいたのが「浦里」。
塩っぱからず甘からず、絶品です。
大好きな胡麻入り、お茶漬けで食べたらさぞ美味しいだろうと即決!!!
奥さん、ナイスなアドバイス、ありがとうございます。
もうひとつは「味松葉昆布」という商品。
こちらはサラダに入れたり、
ちょっとした料理の塩替わりに使えると、購入を決めました。
東京の市販の塩昆布よりも、塩味がとんがっていないのがいい。
昆布といえば流石、上方ですね。
東京人の私も、佃煮よりこちらの方が口に合う。
ショーケースに、す昆布がありました。
これですな、ちまこ通信 (id:chimako-tsushin) の
ちまこさんがおっしゃっていた「す昆布」とは。
す昆布は二種類ありました。
ひとつは平らに切ってあるもの (200円也)
もうひとつは、結んであるもの。(100円也)
こちらの方が柔らかいのだそうです。
小分けになっているのがいい。
飴ちゃん代わり(w) に配れるじゃないの。
それではこれを、1 2 3 4 いいや、20個ください。
八木昆布さんは通販もしいてるそうなので、
とりあえず今日はこんなセレクトにとどめおく。
2千円、3千円と桐の箱に入っている進物用もあります。
「行列の出来る、なかなか手に入らないスイーツ」もいいが、
地味なようでも、私はこういうお品を頂いたら嬉しい。
このお店にいると、あれもこれも美味しそうで立ち去りがたくなります。
奥さんとのお話も楽しいし。。。
ご主人がお祭りに出かけ、汗だくで帰ってきたんだけど、その法被の汗染みの様子が笑えたとか、
こう暑いと家じゅうのどこで寝ようか悩むなんて話。
話題の中心はここ2~3日の酷暑にまつわるもの、日常の他愛もない話でも大阪の方にかかると捧腹絶倒。
奥さん、人をそらせないお話上手だ。
お店を出る時に、帰りの交通手段を聞きました。
この先の郵便局の前からバスが出てているのでそれに乗るといいと教えてくれました。
「どこから来たのか」という問いに、いつものように
「茶屋町から歩いてきた」といったら、呆れられました。
「あらまあ、北区の端から端までですね。よくまあ」と。
奥さんは店の外まで出て、郵便局の方向を教えてくださいました。
ありがとうございますご親切に。
試食の昆布、どれも美味しかったです。
また寄せてもらいます、ごちそうさまでした。