Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ファイヤーキングのハンドルキャセロール

我が家に一個だけあるキャセロール

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猫がご縁で知り合った女性からいただいたものです。

敷いているティータオル (GreenGate ) も、彼女から。

 

彼女は元・舞妓さん。

大金持ちの旦那さんと離婚して、東京で一人住いをしていたんですが、

何を思ったか、いきなり「フランスに永住する」と言い出して、家財道具を処分し始めました。

その時彼女から賜ったのがこの品々。

使いごこちの良いステンの寸胴や大きなすり鉢やパーティー皿までいただきました。

 

 

彼女はとてもユニークな人でした。

感情の起伏の激しくて気に入らないことがあると烈火のごとく怒り、その時は般若のような顔になる。

しかし一度、心を許せば 般若からお多福のような顔になる。

彼女が私によくしてくだすったのは、彼女も私も猫好きだったからです。

 

 

ファイヤーキングをいただいた時の彼女も、思えばユニークでした。

「まるこさん、渡仏で物を整理しているんですけれど、

 あなたに是非貰っていただきたいものがあるの。来てくださる?」

行きましたよ、彼女のアパートに。

小さな部屋には物が溢れかえっていて、初期のバービー人形なんかもあったかな。

吟味した食器類の中でも更に吟味したお気に入りを選って下さったのだと思います。

それがファイヤーキングだったりGreenGateだったんですけれど、

カッパーティントのキャセロールを見て

「あっこれ、家にもありました。母がこの色のコーヒーカップが好きだったので・・

言い終わらない内に、彼女が叫びました。

「そんなハズはありませんっ!!! これはとてもお高いのよっ

 

お多福顔が、一瞬般若になった。

黙ってしまった私を見て、流石にいけないと気がついたんでしょう。

「あらぁ、お母さまもこれお好きだったのね」と、おっしゃってくださいました ww

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家財道具を一掃した彼女は、フランス行きの飛行機に飛び乗ったらしいんですが、

永住はせず、日本に帰ってきているという噂も。

どうしているんだろうなぁ。