garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

「ティファニーで朝食を」vol.1 ギルバートとサリヴァン問題

 

トルーマン・カポーティ著「ティファニーで朝食を」を村上春樹訳で読了。

 

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原作を読んで「ああ、そういう話だったのか」と感心した。

昔、ヘップバーン主演の映画は観たけれど、琴線に触れなかった。

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ヒロインのホリーの自由奔放な生きざまの意図することが何なのかが、

ヘップバーンの美貌とムーンリバー名曲影に消されてしまっていた。

猫の扱い方も雑だったし、日本人ユニオシ氏の人物描写も不快だったしで、

私の中では《嫌いな方》に分類される映画だった。

 

 

ところが、原作を読んでイメージは一変。

ホリーがどうしてニューヨーク ( ティファニー ) にこだわるのか、

どうして自由奔放なあのような生活をしているのか、

何故、猫に名前をつけないのか、

などなど、その理由が明確に描かれている。

 

カポーティーはホリーを通して、アメリカの冷戦期に、アメリカ人が何に憧れ、

何を厭い、どのように発展していきたかったかを提言したかったのだと思う。

そういう構想をすっ飛ばしロマンチックな恋愛ドラマに仕立て上げてしまうと、全く別物になる。

ティファニーに限らず、小説の映画化というのは、つくづく難しいものだと思った。

 

 

今回の訳は村上春樹さん。

優れた作家は、翻訳の力もあることに驚いた。

訳も上品で素晴らしいが、末尾の解説も名文である。

 

今、滝口直太朗さん訳の版を図書館にリクエストしたところで、

滝口版が届いたら、読み比べしてみたいと思っている。

 

 

 

さて。

ティファニーについては、色々と思うところが多いので、今回はVol.1としておく。

 ( vol.1としても続編を書くかどうかは未定・・・)

とりあえず今回は、私が冒頭部分でひっかかった 細かい箇所についての話です。

 

主人公が、昔馴染のバーの主人-ジョー・ベルと再会する冒頭のシーン

ホリー・ゴライトリーはそのような限られた話題のひとつだった。ほかの話題としてはアイス・ホッケーと、ワイマラナー犬と、『アワ・ギャル・サンデー』 ( 彼が十五年ものあいた聴き続けているラジオの連続ドラマだ ) と、ギルバートサリヴァンの音楽などがあげられるだろう。彼はギルバートサリヴァンのどちらかと血縁関係にあると自称しているが、どちらだったかは思い出せない。

『ティファニーで朝食を』新潮社文庫 村上春樹版 p.11より

 

 

このギルバートサリヴァンの《》は最初誤植かと思ったが、二度出てきたのを読み、

登場人物ジョー・ベルがギルバート・オサリヴァンを二人の人物だと勘違いしているように読み取れる。

しかし日本語「ギルバートとサリヴァン」は、英語なら "Gilbert and Sullivan" だろうし、

日本名「ギルバート・オサリヴァン」は、英名では "Gilbert O'Sullivan" だろうから、

それをどうして二人の人物だと間違えるかが不自然だ。

 

よく考えたら年代も合わない。

「ティファニーで朝食を」が発表されたのは、1958年。

ギルバート・オサリヴァンがデビューしたのは、1967年であるのだから。

 

こういう場合は、原語と日本語で違う場合が多いので、原語を見てみた。

Impossible if you don't share his fixations, of which Holly is one. Some others are: ice hockey, Weimaraner dogs, Our Gal Sunday (a soap serial he has listened to for fifteen years), and Gilbert and Sullivan -- he claims to be related to one or the other, I can't remember which.  

 

原語でも Gilbert and Sullivan だった。

 

勘違いをしているのはジョーではなく、わたしだった

結論から言うと、ギルバート・オサリヴァンを勝手に引っぱり出した私が間違っていた。

Gilbert and Sullivan とは、70年代に活躍したシンカーソングライターのGilbert O'Sullivanではなく、

オペラ、ミュージカル、バレエ音楽を作るためにパートナーシップを組んだ

作詞家 ウィリアム・S・ギルバート ( 1836年–1911年 ) と、作曲家のアーサー・サリヴァン ( 1842年–1900年 ) のコンビ名  Gilbert and Sullivan だったのだ。

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物を知らないというのは恐ろしい!

とほほの恥ずかしい話だ。

 

因みに。

歌手のギルバート・オサリヴァン(Gilbert O'Sullivan、1946年12月1日 - )の本名は、レイモンド・エドワード・オサリバン (Raymond Edward O'sullivan) で、芸名のGilbert O'Sullivanは、劇作家ウィリアム・S・ギルバートと作曲家アーサー・サリヴァンをもじったものだったと、今回のことで知った。

 

 

本日の昼ごはん

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サッポロ一番の塩ラーメンに見えるが「ちゃんぽん」と書かれた商品だった。

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ちゃんぽん感まるでなし。

今回は卵とキャベツだけだが、前回、ちゃんぽんの具 ( あさり海老イカキャベツにんじんかまぼこなど)全部乗せで作ったが、やはりちゃんぽんにはならなかった。 

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私は、ちゃんぽんと思わなければこれはこれで《あり》と思ったが、

MOURI は、《もう買わない》のリストに入れるらしい。

 

https://www.pf.jcu.cz/stru/katedry/aj/doc/sukdolova/Truman_Capote_-_Breakfast_At_Tiffanys.pdf

 

 

 

本日の夜ごはん

つまみ三品盛り、かぶの梅干し和え、カリフラワー明太、棒棒鶏

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この組み合わせが今までで一番美味しかったらしい。

 

新玉ねぎとトマトのポン酢和え、厚揚げで飲んでて。

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豚肉の薄切りを叙々苑のたれで焼きつけて、アボカドを添えたもの。

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とりあえず、彩でつかみはOK (;^_^A

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追記 ) お詫びとご報告

このコンテンツをアップして数日後、カスタムURLを変更したことにより、

変更以前に頂戴したスターとブックマーク及びブックマークコメントが全て消えてしまいました。

折角皆さまから頂戴したスターやコメントが私のミスで無くなってしまったことが無念でなりません。

そして頂戴した皆さま、ごめんなさい。

 

 

ブックマークのコメントだけは、表示が見られたので、ここに貼り付けます。

たまうきさん、いつもありがとうございます。ごめんなさい。⤵

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