12月20日記載
成子天神社とマンションの関係が判明した。
施行した三井不動産 公式HPによると、
パークタワーマンションの建設は「成子天神社再整備プロジェクト」の一画を担っているとのこと。
こんなにくっついて建てられているのは、敷地が神社の所有する土地だからだった。
そこにマンションを建てるために、定期借地権付きマンションという形にしたようだ。
土地所有者は鳴子天神社で、借地期間が約70年の物件ということである。
なるほどそういうことか
そして。
このプロジェクトは第二弾で、神楽坂の赤城神社も同じようなことをして作ったらしい。
パークコート神楽坂は隈研吾監修のもと、赤城神社の横にピッタリくっついて建てられている。
テレビの探訪バラエティでこのマンションを見た時、私は驚愕した。
「いいのかこれで、バチ当たらないのかしら」と思った。
なんでこんなことが出来るのかというと、
三井不動産が神社所有の敷地に定期借地権付きでマンションを建造させてもらう代わりに《神社再生プロジェクト》として神社の本殿や境内を整備するという、相互協力で成り立った企画。
凄いことを考えたものだ
神社・仏閣だって、建替えたくてもなかなか出来ない所もあるだろう。
著名な建築家を起用したり、建替えプランを提供したり、参道や施設を整備してあげる代わりに、
敷地にマンションを建てさせてもらうというプロジェクト。
神社が首を縦に振ればウィンウィンの関係になる。
法律、特に宗教法人についての色々な法律もしっかり調べた上での企画だろうから、
法的にも税金面でも問題はないのだろう。
だがしかし、約70年の定期借地権付タワーマンションというのは曲者で、
デベロッパーは何年かすれば手を引いてしまうだろうが、
購入した住人は借地契約が切れた時、仮に神社がどいてくれとでも言ったなら
タワーマンションを解体して返さなければいけなくなる。←原則的には。
しからば、孫子の代まで相続させ得るような財産とはいえなくなる。
定期借地権付き物件
鎌倉には《定期借地権の物件》が沢山ある。
神社や寺の不要な土地の運用管理のためにありがたい方法で、何百年も維持してきた神社や寺の土地を、当代当主が切り売りするわけにいかないからこうしたシステムが作られたのかも知れない。
ただ鎌倉の場合 大抵は一軒家の古家でマンションではない。
古家ならば、仮に契約終了で「どいてくれ」と言われても簡単だろうが、
このような大きいマンションはどうなるのだろう。
そういうリスクも踏まえて購入するのはとても勇気がいるなあと、要らざる心配をしてしまう。
やはり神様を上から見下ろすにはそれなりのデメリットもあるのかなあ、、、
なんて、この話はこの辺にしておきましょう。
成子天神社も赤城神社も、本殿の真横にマンションが建っている以外は、歴史ある素晴らしい神社だ。
個人的には違和感を感じるけれど、神社がいいというなら今後もこういうケースが増えるだろう。
だがしかし。地元の神社だけは、そうならないようにと密かに願うばかり。
本日の昼ごはん
和朝食
この三つがあるとご飯がすすんで危険
本日の夜ごはん
MOURI が仕事の帰りに飲み会だという日。
無性に食べたくて大量に作ってしまった。
だいだいだいだい好物のエビフライ
帰宅しMOURI 「うっへー」と呆れながら、ムシャムシャ食べていた。