豊橋公会堂の近くに安久美神戸神明社という神社があると聞き、立ち寄った。
こちらのお祭は、何でも鬼とたん切飴を使う奇祭なんだとか。
『厄除 鬼まつり』のことだろう。
2月10日、11日と書いてある。
国道一号線沿いの大鳥居をくぐり、
小さな通りを渡ると、もうひとつ鳥居がある。
清々しい空気が流れている。
左側に社務所があるけれど、たん切飴はいつも売っているわけじゃないのか。
右手に、
あっ、
鬼がいる。
綺麗な手水舎。水がコンコンと湧き出している。
私の地元の神社は、にゃんこが沢山いるので、水盤の上に網がかけてあって、
手をすすぐのに、木のフタを開けないといけない。
こんな風に綺麗に使われてるは凄い。
ご本殿は、神明造。
鰹木が立派だ。
安久美神戸神明社 は、天慶3年 (940) の創建です。「平将門の乱」鎮定を祈願した朝廷が、伊勢神宮へのお礼として三河国 飽海郷を神領として寄進しました。これを飽海新神戸といい、この時に当社が創建されたと伝えられています。この神領の安泰と繁栄を祈願して始まったのが鬼踊りの起源です。
神事は多岐にわたりますが、主なものは神楽・田楽・御的 神事・お玉引 の年占・御神幸の5つで、有名な赤鬼と天狗のからかいは田楽のうちの一部です。鬼祭神事は、江戸時代初期に従来の田楽中心の農村的祭礼からにぎやかな、からかい中心の都市的祭礼に変化していったと考えられたが、田楽の一種が豊年を祈る特殊神事として古式を崩さずに継承され、さらに神楽と田楽の混融の度合いが著しいところに特徴があります。
神楽の中に日の出神楽・天狗の神楽・
笹良児 神楽・神幸神楽、田楽には赤鬼と天狗のからかい・司天師田楽・ポンテンザラの田楽などがあります。
鬼祭神事は毎年2月10・11日の両日にわたって奉納されます。
豊橋市教育委員会『立看板』より
一度では理解できないが、祭の流れをよく勉強してから再訪してみたい。
クライマックスのたん切飴の白粉で、町中白粉まみれになるらしい。
ああ、見てみたいなあ。