Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

鎌倉 扇ヶ谷を歩く ~ vol .2 寿福寺

 

La foret et la table (ラフォレエラターブル)のパンをゲットしたので、

扇ヶ谷界隈を歩いてみようと思います。

帰りは、亀ヶ谷切通しを抜けて北鎌倉から電車に乗るルートを考えています。

 

 

寿福寺

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亀谷山寿福金剛禅寺(きこくさんじゅふくこんごうぜんじ)は、正治二年 ( 1200年 ) に頼朝夫人政子が、明庵栄西(みょうあんえいさい)禅師を開山として建てたもので、鎌倉五山の第三位の寺であります。


この地は、もと源頼朝の父義朝の館があったといわれ、鎌倉入りした源頼朝はここに館を造ろうとしましたが、岡崎義実が義朝の菩提を弔うお堂を建てていたのでやめたといわれています。墓地にあるやぐらには、源実朝、北条政子の墓と伝わる五輪塔が二基あります。

 

現在伽藍(がらん)は外門、山門、仏殿、鐘楼、庫裡などですが、外門から山門に至る敷石は静寂感が漂い、また仏殿前に四株の柏槇があり、往時のおもかげを残しています。

『境内 立看板』より

 

 

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外門の扁額(へんがく)は、『亀谷山』と書いてある。

「そうか。地形的には《(やつ)》だけど、山号でいえば 《山》になるんだ」

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いつも思うんだけど あの千社札ってどうやって貼ったのかな。



こちらの参道の石畳、噂に聞いていたけど、うつくしい。

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 参道脇の苔も美! 

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入れるのはこの山門まで。

仏殿の公開は正月とゴールデンウィークだけらしい。

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山門から、仏殿をのぞく。

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綺麗に整えられたお庭。

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 山門を左に折れ、境内にそって右を見たところ。

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いい感じの路地です。

あっ、でも。

背中が固くなった。スズメバチの羽音がしたからです。

( 虫の羽音を聞くと、怖くて体がカチンカチンに固まってしまうのです ) 

恐る恐る、音を立てないように進むしかない。背後では、スズメバチのぶ~んが響く。

本当は、北条政子の墓まで行ってみたかったんだけど、今日は撤退します。

スズメバチは、今が一番凶暴だから。

 

確か、墓地の所から源氏山公園に登れるはずなんだけど、お楽しみは冬にしようかな。

スズメバチがいない季節に、是非再訪することにします。

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いい感じのお宅ですなぁ。

小学校の林間学校で那須の松平さんの洋館に泊ったんですが、そこに似てます。

こんな所に住みたいなあ。

でもスズメバチは駆除しないとなあ。。。。

 ( ※ 後年、この家が売りに出されていました。図面を見て溜め息をついてました ) 

 

うおぉっ~

自然の岩のトンネルが、ゴミの収集所になってます。

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なるほど、今来た境内からの道は車が通れないから、収集車は奥の住宅地から来るんだな。

 

思いがけないところで、切通しを見ました。感動。

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ひとまわりして山門前に戻ってきたら、萩の花。

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萩の先に、竹の止りがありますね。あの先が庫裏のようです。

あそこから先は、用のない人は入っちゃ駄目ということなのね。

ご朱印を頂戴するのならGOなんだけど、今日のところは外門に向かうことにします。



実は私、ご朱印帳ってスタンプラリーみたいでちょっと抵抗があるんです。

以前、知り合いの神主さんに「色紙にご朱印をいただくことは出来ないでしょうか」とお願いしたことがあります。

快く引き受けてくだすって、素晴らしい達筆のご朱印をいただいたんですが、

「すごく書きにくかった」とおっしゃってました。

通常、縦長の和本サイズ (縦6寸横4寸程) に書いているのに、

ほぼ正方形の色紙 (縦9寸横8寸) となると勝手が違う。

バランスを考えるのに一苦労だったそうです。

本当にご面倒なことをお願いしてしまったと深く反省。でも貴重な宝物となりました。

 


山門から外門を見ると、さっきの石畳。やっぱり凄い。

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真直ぐな参道を通ると、曲がった根性も真直ぐに叩き直されるような気がする (笑)

※ 伽藍(がらん)…僧侶が集まり修行する清浄な場所の意味であり、

  後には寺院または寺院の主要建物群を意味するようになった。