鎌倉歩いてますが、ちょっと趣味で迂回してます。
引っ越す予定がないのに、物件を見るのが好きで、
特に鎌倉の古い家を見ると嬉しくなっちゃって。。。
物件サイトには、家の間取りと外観の写真なんか乗ってるじゃない?
○○駅から何分とか、○○から○mなんて書いてあったら、
知ってる地域なら大体特定できちゃうの場所が。
Googleで俯瞰で探す時には屋根の色や、家の形なんかもヒントになるし、
特に鎌倉のように山がある場合は、それがヒントになる。。。。
で。ちょっと見に行ってみたくなるわけです。ほとんど病気です。
実際に人がお住いなので、詳細ははぶきますが、
観光とはいえないルートをあちこち歩くことになります。
いいなあ、源氏池の近くなんて。。。いいなぁ
ここから次の目的地 ( 光明寺 ) まで、遠回りでない、初めての道を歩きたい。
こんな感じに。。。
桜を見ながらぽくぽく歩く。
宝戒寺の入口
ここの参道も桜綺麗ですね。
おや、幹に小桜。
この道をまっすぐ進むと東勝寺跡があって、腹切りやぐらを通って、
祇園山のハイキングコースが出来るけど、そこはパス。
行ったことあるし、腹切りやぐら怖かったから。。。
滑川を渡って、初めての角を右折すると、
ハイキングコースの尾根をくぐる形のトンネルがあるはず。。。
見当をつけて、あそこの角を曲がろうとしていたら、
買い物帰りの奥さまがいらしたので聞いてみました。
「あの、この先に衣張山をくぐるトンネルがあると思うんですが、
この道でよろしいんでしょうか?」
奥さんはしばらく考えて、
「切通しならここではないし、違いますよ」
朝比奈切通しとか、大仏切通しとか、そんな名所に行きたいんだと思われたんでしょう。
でもワタシが行きたいのはただのトンネル。まあジモティーが違うというんだから、引き返すしかないか。
もう一度、地図を見直すが、やはりこの道の先にトンネルあるような気がしてきた。
散策をしているらしいご夫婦がやってきた。
一緒に行くべし。
この方たちと一緒なら、もしさっきの奥さんに会っても気まずくはなさそう。
やっぱりトンネルあるじゃない。
しばらく3人固まって歩いていたら、ご夫婦が迷い出した。
どこに行くのかお聞きししたところ、妙本寺に行きたいとのこと。
流石にこの道は遠回りなので、2つのルートを説明する。
ひとつは、戻って広小路の方から行くルート。
もうひとつは 祇園山ハイキングコース を行くルート。
でも旦那さんは革靴だし、ハイキングコースから妙本寺に降りる道は
アスレチック的なの要素だっぷりだったからなぁ。旦那さんはハイキングコース行ってみたそうだったけど、奥様の説得で今来た道を戻って行かれました。
そうなると一人旅か。。。
振り返り
振り返り。。
かなり登ってきたことを確かめながらトンネルを目指す。
ありました。。。うぇうぇ
どうしよう。。。
途中で叫んでも、誰も来てもらえそうもない。。
一応、先は見えるけど。怖いなぁ。。。
トンネルは車と人がすれ違えないほどの幅で、
一台軽自動車を見送ってから歩き出す。
気圧の関係なのかな、トンネル内は凄い風。
こわいよ~ もちろんトンネルで写真は撮れないよ~
ふー トンネル出ました。
トンネルの上が丁度、ハイキングコースの尾根部分。
第一村人発見!!
バイクでトンネルを抜けてきたオジサマが、不思議に思ったんでしょう。
止まって「道、わかる? どこ行きたいの?」と聞いてくれました。
いつものことだけど、本当に鎌倉在住の方は優しい。
オジサマも、わかりやすい目印を教えて下さって、坂を下りていきました。
あの山の向こう側は、妙本寺あたりかな。
あの赤い壁の家は、どこから登るんだろう。。。
道があると入ってみて、突き当たると戻って、また元の道を行く。
そんなことを繰り返していたら、井戸発見。
看板の所に、由来が描かれた紙があったので戴いてきました。
この井戸は、たて3.6m、横4.5m、深さ15mの長方形の井戸で古い石に囲まれています。いつ誰が掘ったかはっきりしませんが、弘法大師の作ったものだといわれています。昔から鎌倉は水の少ない所で、水を売りに来る人の姿をよく見かけたと年よりの人はいいます。ひでりのたびに鎌倉の人は水ききんに頭をいためたものでした。
所がこの六法の井は不思議なことに決して水のかれたことがないというのです。明治十七年と二十七年のひでり続きに、近在の人々はこの井戸に水を汲みに来たということです。
井戸をのぞくと側面にちょっと出張っている所があります。竜頭といいますが水がこの竜頭までへると、きっと雨が振りだすと付近の人はいっています。
尚またこの井戸は妙本寺の蛇形の井戸と通じ、家宝を守っている主の蛇はこの二つの井戸を往復しているとも伝えられています。
井戸というより池みたいね。
深さが15mというんだもん、誤って落ちたら大変なことになる。
それでロープが張られているのかな。
だいこんの花は綺麗だなぁ。
元の道に戻りますか。。
あれあれ? 確かこの辺に。。。
あったあった。物件。
生垣が素敵。築61年の平屋なんていいなぁ。
川端の桜並木もいいけれど、山の桜も好きだなあ。
水道路から九品寺にぬける表通りを一本入った道を歩きます。
橙がたわわだったり。。。 ボケの大きな木があったり。。。
もちろん桜も満喫できる
来迎寺
えっ? 三浦義明じいちゃんの墓はここだったの?
源頼朝が鎌倉でぶいぶい言わせている頃の話に夢中になった時期があって、
あの時代は、兄弟でも平家側と頼朝側に分かれて戦ったり、
どちらが勝っても兄弟が分かれていれば、片方は生き延びられる。
要するに一族の名は残るということなんだって。
凄い発想だよね、この時代の武士たちって。
そんな中、ひときわ魅力的な武士が三浦義明公だった。
三浦義明は衣笠城で自刃しているはずだし、
お墓といっても供養墓ということなんでしょうが、ちょっとお参りしていきます。
多々良重春は、義明じいちゃんの孫。
もう5時だから、お寺さんも終わり。あんまり愚図愚図もしてられない。
五所神社はまたの機会にして。。
わぁ素敵、実相寺も、別の機会に。。。
やってきました光明寺。
やば。やっぱり閉門。
仕方ない。
それじゃ、裏山登りますかな。
つづき