代田橋の「ゆずり橋」に、昔の玉川上水の流れを保存している場所があると知りやって来ました。
もっと上流、例えば小金井に行けば大規模に玉川上水を復活させているスポットもあるそうですが、
とりあえず近場ということで。
まあ、水色の橋・・・
これは水道のバルブ? 車止めになってます。
随分可愛らしいデザインだと思ったら、
代田児童館の子供たちのアイデアや多く盛り込まれているのだそうです。
「ゆずり橋」とは。
この橋は地域の人が命名したそうです。
以前の橋は幅が狭く、ゆずり合って橋を渡っていました。
ゆずり合う心のやさしさと、代々子どもたちにこの橋をゆずっていく、
という二つの意味が「ゆずり橋」にこめられているんですと。
ん? んんん? 方向がわからないと思ったら
北と南の天地が逆です。
地図なんだから、北を上にして書いて欲しかった。
親水テラスから橋下をのぞいたら、なんか水色の管が見えます。
水道本管と書いてある。
そういえば、
環七から「ゆずり橋」に入る入口のところにこんな立て看板がありました。
この下が水道道路?
水道本管がここを通っているのか?
看板があった場所は「水道本管」がある橋から東に延びた道路です。
ということは、、、、和田堀給水所からの水道本管が白い線を通っているということ?
ううううん、気になる。
現在の水道本管がどこに埋まっているのか。
しかし、そういうのは水道局に聞いても教えてくれないのかも?
有事の際の大切なライフラインの場所だもの。
うーん、気になる
いやいや今日し、玉川上水の脇道散策だった。
この辺 ( 赤い〇 ) らしい。
おお、ありますあります。
鉄橋は、京王線です。
京王線の鉄橋の下をくぐると、石畳が続きます。
下は、落ち葉が沢山積もっているものの、水は澄んでいます。
流れは感じられないけれど。
落ち葉といえば、江戸時代の玉川上水には、分水の管理をする水番人という人がいました。
玉川上水の分水の沿革と概要( 小坂克信氏の論文 ) によると、http://www.tokyuenv.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/10/G210.pdf
この辺りの水番人は ( 元文3年頃 ) 、多七という人がやっていたそうです。
水番人の主な仕事は3つ。
① 江戸の水不足に対応して分水口の差蓋を下ろす時に立ち会う。
② 担当区域の玉川上水の見回りをする。
③ ゴミなど流れてきた時は処理する。
江戸中の人が使う大切な水です。
水量の管理や、ごみ芥の処理など、大変だったろうなと、この景色を見て思いました。
玉川上水には、両側の木や草を勝手に切っちゃダメだとかいう定めもあったようです。
多七さんは、玉川上水を作った玉川庄右衛門と清右衛門の使用人の1人で、玉川家の2人が解任された時に使用人から幕府上水方の雇人になり、水番人として仕事を継続した人。
やっぱり慣れている人じゃないと難しい、大変な役職だったのでしょう。
そんなこんなことを想像しながら歩いていたら、もう終点まで来てしまった。
短いんだなあ。
あそこの広場が終点です。右側は甲州街道。
「玉川上水の由来」という看板が設置されていました。
来た道を戻ります。
自転車「ゆずり橋」の所に置いてきちゃったし w
陽の角度かも知れませんが、帰り道の景色の方がいい。
落ち葉を見ると、また思い出す。
水番人さん大変だったろうなぁ。
おっ? おおおっ? なんじゃこりゃ。
これって、あの、三角点てやつ?
相互読者登録している、ぶるぶるMusao (id:BullBull-Musao) さんが、
東京の三角点を探訪する興味深いブログを運営されてます。
三角点を知ったのも、こちらででした。
面白そうなの、三角点。
一度、実物を見てみたいと思いながら歩いていたら、こんなのがありました。
でも違うみたい。
三角点じゃなくて「基準点」と書いてある。
しかも国土省ではなくて「東京水道局」ですって。
なんだろう、これは。
「水道局 基準点」で調べましたがさっぱりわかりません。
ぶるぶるMusaoさーーん、なんなんでしょう、コレ。
ご存知でしたらご教示ください m(__)m
三角点 基準点 三角点 基準点と考えていたら、もう起点に近づいた。
とにかくあっという間の距離です。
上の陸橋、京王線の代田橋のホームです。
丁度、下りの電車がホームに着いたところ、肉眼では見えますが写真ではわかりません。
ホームの下をくぐったらもうすぐ終わり。
この場所、夜はちょっと怖いね。
あら、この景色素敵。
いい季節にきました。
まだ7月で ( 7/10 ) 今年は寒いから蚊もいないけど、8月になったら蚊ぶんぶんだろうから。
到着「ゆずり橋」
ああ、やっぱり気になる水道本管。。。。
いやだ。
今回で水道関係の話、ラストにしようと思っていたのに、
新たに「水道本管」と「基準点」という謎《宿題》を背負ってしまった。
私の散歩は、キリがありませぬ。
追加の写真
ここからは、のんびり 代田橋から笹塚までの玉川上水緑道
緑道縁の家はいいなぁ。
目の前に大きな建物が建つ心配はないもの。
だけど、車は侵入禁止か。
ここからは、また水辺になります。
「ゆずり橋」のところよりも大きな木がないぶん、落ち葉は少ないかも。
川辺の景色っていいなあ。
この道をもう少しいけば、京王線・笹塚駅
ほら、正面に笹塚のホーム ( 電車 ) が見えてきた。
玉川上水は、ここから妙な蛇行をします。
蛇行した先にあるのが、三田用水の分水口。
私が花を買う、花屋さんがあるところです。