宮部みゆき著「ぼんくら」の上巻を読み終えました。
図書館からまだ下巻を借りてきていないので、感想は後日にするとして、
この本のもうひとつの魅力についてのお話を、
それは。
村上豊さんが描かれている、挿絵です。
村上さんの挿絵は、とてもひょうきんで、個性的です。
かなりの数の挿絵を担当なすっていますが、特に私は江戸時代ものの大ファンです。
ぼんくらの挿絵も絶品で味わい深い。
上巻の挿絵も、読み終わってみてみると、「ああ、あのシーンか」と符合して可笑しくなる。
続編の「日暮らし」の挿絵は、主人公の平四郎と煮炊き屋のお徳みたい。
小説を読むのに、挿絵のイメージが邪魔になることってありませんか?
登場人物のキャラクターが、本の挿絵で限定されてしまうみたいな。
私にとっては、こういう本。
栞子さんも、澪も、幸も、大好きなキャラクターなのに、あまりに挿絵のイメージが強すぎる。
登場人物、特に主人公はどんな顔立ちで、この場面でどんな仕草をしたのだろうか、
そんなことを想像しながら読むのが、読書のひとつの愉しみです。
だけど挿絵があまりにもリアルだと、イメージがせばまってしまう。
本づくりをする人には、その辺のところも考えて欲しい。
読み手の想像の翼を手折らないでと。
その点、村上さんの挿絵は凄い。
読者の想像力を脅かさないで、それでいて物語の世界感を表現してくださってて、
なによりも遊び心満点で、くすりと笑ってしまう。
これを好みと言われてしまったらそれまでですが、
邪魔にならないように個性を出されるのは先生のセンスでしょう。
流石トップクラスの巨匠の技。
絵もさることながら、ちょっと添えられた村上さんの字もまた味があって素敵です。
村上豊さんの挿絵、他にもこんな本にありました。
大佛次郎「天皇の世紀」
このシリーズは、私にとって資料的な書籍。
幕末から明治維新くらいの時代のことを調べるのに大変役にたつ本です。
今、拾い読んでいるのは、14 江戸攻めの内乱あたりのところ。
ちょうど堺事件のことが知りたくて読んでいるのですが、
挿絵もそれにちなんだものでした。
本日の朝ごはん
MOURI が、冷やしつけ麺を買ってきたので、付け合わせを考えた。
合うか合わぬかわかりませんが、好みで食べてくんしゃい。
黒皿に乗っているのは、レタス、みょうが、おくらのスプラウト、紫蘇、ミニトマト
トマトがなかなか良かったです。
本日の夜ごはん
今日の夕飯は、おそろしく失敗つづき。
きんぴらは唐辛子が強過ぎで咽る。
肉じゃがは男爵イモが柔らかすぎで、味も甘味が足りない。
コーンは、初回より干し海老が入り過ぎで、ちと苦い。
手羽焼きは、鶏が臭い← これは私のせいではないけれど。。。
解凍してバタ焼きにしたホタテも風味がなく、
炊き込みご飯はバサバサで醤油ッ気が少なく、
とにかく全部がマズイのです。
自分でもそう思っていましたが、MOURI からも
「どうしたんだろうね今日は。
今まで30年ご飯食べてきて、こんなことはなかったね」と言われた。
こんなこと、、、そう、そんなこと。(;^_^A