先日、家人からこう言われましたの「君の読書は、芋づる読みだね」と。
言い得て妙
笑っちゃいました、まさにその通りだわ。
本の中で取り上げられていた「本」や「事柄」が気になり、関連本が芋づる式に繋がってしまうのです。
その連鎖はキリがなく。。結果どうなるかというと、
「いったい、どこでやめたらいいの?」「時間が足りない」と、収拾がつかなくなるワケです。
しかし、やめられないのには理由がある。
好きなものから 好きなものに繋がった時の幸福感が半端ないのです!
先日の古記事「タイムスリップ」で取り上げた阿佐ヶ谷住宅もそうでした。
うっかり迷い込んだ阿佐ヶ谷住宅が素敵だなあと思ったら、
それを設計したのが大好きな津端修一さんだったとわかった時の感動。
津端修一さんと建築家-前川國男さんと深い繋がりがあったのにもドキドキしました。
※ 大好きな宮城県立美術館の建築も前川國男さんです。
前川さんといえば、ご自宅がまた素晴らしくて。。。
その建物が移築されていると聞き訪れた「江戸東京たてもの園」でも素敵な出会いがありました。
「鍵屋」という居酒屋が移築されていたんですが、その居心地の良さに魅了されたと思ったら、
その「鍵屋」の常連のひとりが大好きな作家の永井龍夫さんだった。
こんな風に。
どんどんと、ぞくぞく、好きなものと好きなものが繋がっていくのはどういうワケなんでしょう。
勝手に《ご縁》といっておりますが (;^ω^)
最近またひとつ、とても感激したご縁がありました。
それは、大好きなブロガーさんの一言でした。
hana (id:linomahina)さんは、大好きな鎌倉の、ごくお近くに住まわれているご様子で、
それだけでも十分に気になる存在の方なんですが、
生活の中での、ふと感じたことを知的でセンスよく語られるブロガーさんなんですね。
数あるhana さんの魅力のひとつに、本の話がありまして。
先日 『ビブリア古書堂~』の話から、北村薫『円紫さんとわたし』シリーズの話をして下さいました。
そのシリーズ本に即座に反応した私に対して、hana さんは こう言われました。
『空飛ぶ馬』をパラパラと見返していたのですが、、主人公の「私」の趣味、古本屋まわり。
あれ、marcoさん、もしや「私」のモデルでは??
丁度今、50ページほど読んだところです。
震えがきました!どストライクのご本ですよーーーっ。
もちろん、hanaさんがおっしゃられるようには、私に「私」の器量はありません。
しかし落語好きという共通点、「夢の酒」の噺が、大好きな さん喬師匠の演目のひとつとして、
私も好きだったことに驚きました。
もうひとつの驚いたことがある。
本に出て来たフランソワ・コッぺ『獅子の爪』が読みたくて検索したら、件の本は現在入手困難だけれど、代りにヒットしたのが、北村薫さん編の『謎のギャラリー特別室』という本でして。
どんな本かというと。
「平成の名アンソロジスト北村薫が、ミステリから恋愛小説まで面白さにこだわって12編の傑作を厳選」との由。
して何を厳選したかというと。
愛してやまない里見弴さんの『俄あれ』が収録されているじゃあないか。
他にも別役実さんの『なにもないねこ』も。
図書館に予約を入れたのはいうまでもなく。
こんな偶然があるのだな、
いやこれは必然か?
めぐり遭うべくしてめぐり遭ったのか? と。興奮しております。
とにもかくにも。
好きなものが好きなものを呼んでくれた感動にうちのめされているワケです。
これだから、芋づる読書はやめられない。
なによりもお礼を申します。
hanaさん、素敵な出会いをくださって、本当にありがとうございました。
本日の朝ごはん
きのこのチャーハン
「植野食堂」第22弾 炒飯by 大吉を観ていたら、作り ( 食べ ) たくなった。
お玉でカンカンやらなかったので、パラパラしっとりには出来なかったが、仕方ない。
粒立ちがいまひとつだけれど、えのきがいい役割を果たしてくれて味的には及第点。
たまにはいいや、プリン
本日の夜ごはん
2回目の八百幸~成城店の食材が並びます。
クリームコロッケ、メンチカツ、白菜漬け、ピータン、水だこの刺身、
ちぢみほうれん草とエリンギのバタ炒め
野菜を中心に、冷蔵庫に入りきらないほどの食材を買ってきたけれど、
調達した当日は、刺身やその店の総菜が並ぶことが多いのです。
本日も、水だこの刺身と、八百幸さん手作りメンチとクリームコロッケに舌づつみを打ちました。
海老芋があったので炊きました
とろりんと美味しい
みみっちく、ひとつのナスを焼いてお浸しにしました