気に入った本 ( シリーズ ) があると揃えたくなるのも、本好きには多いでしょう。
私が収集したくなるシリーズの条件は、手触り、読みやすさです。
読みやすさは、好みの字体、好きな行間、天・地・のど・小口の余白具合、本のしなり具合などが必要。
手触りには紙質や装丁が大事かな。
そんな条件で絞っていったら、ちくま日本文学全集が断トツかしら。
とにかく読みやすいのです。
それから旺文社文庫 特製版もいい。
特製版は人気のようで、ヤフオクやメルカリでも多く取引されています。
しかしこの本の弱点は、黴に弱いことです。
薄緑の美しい布地なのが災いして、茶色い黴が目立つのです。
上記は、保存状態が悪かった最たるものでしょうが、とにかくデリケートな材質だからか、
若草色の美しい本を美しいまま保管するのは普通の書籍より難しいのかも知れません。
では、美しい本がいいかというと、そうではありません。
一般には、汚くて古いと毛嫌いされてしまうかもしれないが、百花文庫が大好きです。
何故か収集したくなる本なのです。
ボロボロで、しみしみなのに、なぜかワクワクさせてくれる本。
色々ゴタクを述べましたが、やっぱり紙の本に尽きるのです私にとって。
持ってみてしっくりくる本は、作った人の愛情が溢れたちくまや旺文社の本だったり、
読んだ人の愛情がこもった百花文庫など主に創元社の古本だったりします。
やはり私にとっては紙の本がベスト。
電子本では得られない人の温かみがつまっていると思うから。
【追記】
昨日の記事に、よんばばさんから「ちくま文学の森」のことをコメントいただきました。
そうです、そうです、そうでした!
大事なシリーズを失念していました。
「ちくま文学の森」は、昨日お話した百年文庫を3倍以上にした豪華な本です。
とても読み応えがあるだけでなく、とてもとても読みやすくて、その手触りは私の好みのど真ん中。
ちくまの本って、やっぱり好きです。
上でお話しした「ちくま日本文学全集」よりも、ページがめくりやすい。
ちくまの本は、読みやすさを追求しているように思います。
一番好きな出版社です。
本日の朝ごはん
チャルメラに卵 in
最近、朝昼兼用のごはんに、即席めんの頻度が高いです。
ミューズリーを横目に「寒いから麺にしよう」ということになる。
野菜を沢山入れると、これはこれでなかなかのごちそうですがね。