Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

大長編に難航中

 

最近、難航している本があります。

ジョージ・エリオットの、

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フロス河の水車場

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三段書きで、、、

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345ページの大長編! ⤵ ここまで全部

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図書館の借り出し延長を一回して、さらに一旦返して借りなおして、、

まだまだ1/10も進みません。

どうしよ、降りようか・・・・

 

でもねぇ、こういう文章を読むと、長いけれどそれもいいかなとも思う。

エリオットの文体が嫌いでなければ、この長編の世界にずっととどまっていたい気もします。

 

下は、主人公の小さい妹マギーが、癇癪を起して前髪を切ってしまってふくれている心境を描いているシーンです。

こんなに長いのです⤵

われわれが子供の悲しみと対照して、おとなの経験する人生真の苦痛などと好んで呼ぶものよりは、あるいはもっとつらいものかも知れない。

「まあ、おまえ、おいおいほんとうの苦しい目にあうんだよ」とは、われわれのほとんどすべてが子供時代に言い聞かされた、そしてすでにおとなになってからは、ほかの子供たちに繰り返して言い聞かせてきた慰めの言葉である。われわれのすべては小さな靴下の上に小さな膝小僧をむきだしにしていた子供時代に、見知らぬ場所で母親や乳母にはぐれてみるも哀れに泣きじゃくったものである。しかし五年とか十年とか前の忘れ得ぬ苦しみとはちがって、もはや幼い時の胸をさすような悲しみを思い浮かべて泣くことはできない。こうして身を切るような悲しみの瞬間は、いずれもみなそのあとにとどめていて、われわれの心のなかにいまなお生きてはいるものの、その痕跡は青年期や成人期のよりしっかりした布地のなかに、今となってはもはやほぐしようもないまでに、まぜられてしまった。であるからわれわれは、われわれの子供たちの悩みに対しても、その苦しみが真実であるとは信じないで、笑ってこれを眺めることができるのである。幼年時代の経験⸺上着に半ズボンをつけて幼きころの自分のしたことや自分に起こったこと、好きだったことや嫌いだったことが思い出すだけでなく、あの当時⸺夏から夏への一年があれほど長く思われたあの当時、心に感じたことを、深く親しい洞察力をもって、いきいきとふたたび意識によみがえらせることのできるひとがあるだろうか⸺ただわがままから悪い球を投げるからといってクリケットの仲間外れにされたときの、あるいは休暇中の雨降りの日に、気のまぎらしようもない所在なさに、ついいたずらをし、いたずらが昂じて反抗となり、犯行のはてはすねてむずがったときの、あるいはまた自分と同年輩の少年たちは誰もみなもはや燕尾服を着ているのに、母親がどうしてもその学期は燕尾服をつくってやろうとしなかったときの、あの悲しみを思いだすことのいできるひとがあるだろうか。もしこの幼年時代のにがい涙や、おぼろげな推測や、その悩みをいっそうつらいものにする、不思議に見通しのきかない人生観などを思いだすことができたら、たしかにわれわれは子供たちの悲しみを鼻であしらうようなことはしないだろう。

ジョージ・エリオット著『フロス河の水車場』筑摩書房 世界文学大系85
45ページより

 

 

 

本日の朝ごはん

キムチ炒飯をリクエストされました。

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キムチ、豚肉、卵、長ネギに、二種類のきのこ ( しめじと舞茸 ) を入れたら、

あらまあ美味しいこと❤ 

朝から御機嫌さん

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夜ごはん

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フィットチーネが食べたくて買ってきてもらいました。

献立は、鶏カツ、ブロッコリー、キャロットラペ、と創作パスタ。

 

鶏カツは、ひとつを半分こ

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キャロットラペといってももどきです。

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干しブドウの代りにクコの実だし、

ディジョンマスタードの代りに粒マスタードだし (;'∀')

 

折角のフィットチーネが台無しでした。

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天下一で購入した肉団子と、長芋を入れて作ったんですが、

フィットチーネはソースがあった方が美味しいのね、

味は良かったが、パサパサで折角の平麺が生きませんでした。

 

読書も料理も難航した日