いつもより早い時間に、沙羅に会いに行く。
沙羅に真っ先に会う為には、手前の子たちに気づかれぬように進む必要がある。
マダグロさんたちに気づかれると膝乗り合戦に時間がかかり、奥まで辿りつけなかったりするからだ。
にゃんこの集会場では、テリトリーが大きく二つに分かれています。
手前のエリアの住人は、
マダグロさん、カイさん、ハタボウ、姉姫さん、とんとん、さつま、タノシロさん。
奥のエリアの住人は、
沙羅、コタヌ、グレゴリー、ミーシャ、奈津。
浮遊者 ( 色々なところに出没する子 ) は、
棗、ロミ。
とりあえず今日は沙羅が優先。
いつも行く時間をずらして、音を立てず、雰囲気を消して、ずんずん進む。
沙羅がいた!
「沙羅ちゃーーん」といつになく猫なで声が出してしまった。
沙羅嬢、ちょっと御機嫌が悪いかな。
若干元気がなさげなのは、二晩鳴き続けて疲れているのかも知れない。
今日のところは、姿を見られたのをヨシとして、深追いしないことにしよう。
猫 ( 特に沙羅 ) の 行動パターン
猫には、こちらが下手に出てると姫になるタイプがいる。
そういう子には、ちょっと無視し気味に接した方がいいようだ。
《追うと逃げる、そらすと近寄ってくる》のは、男女のかけひきみたいなものか、
追いかけずに、向こうから近づいてくるのを待って、よしよしをしてやるのがいい。
もうひとつメンドクサイことがある。
向こうから近づいて来ながら、こちらが近寄ろうとすると、背中を向けることだ。
「私、別にあなたのところに来たわけじゃないから」という態度に出る。
「たまたま通りがかっただけだから」「別に撫でてくれなくてもいいのよ、でもあなたがどうしても撫でたいなら、撫でさせてあげる」
これが猫 ( 沙羅 ) のプライドで、下手にでるのは猫の沽券にかかわるらしい。
カイさん ( 左 ) も、沙羅 ( 右 ) も、後ろを向いているが、耳と全神経はこちらに注がれている。
私が他の人と話をしていても、自分にことが話題になっているかどうかが問題らしい。
本日の昼ごはん
本日のツナマヨパスタに、黒胡椒をかけカリカリに炒めたエリンギをトッピングした。
いいアクセントになった。
本日の夜ごはん
なにはなくても野菜祭り
全商品、路上の八百屋さんで調達したもの。
レストランへの卸しを主にしているこの店の野菜は、品質がよく、新鮮なものばかりだ。
特にアボカド、トマトは絶品。
「ハンバーガー屋に卸しているんだけど、その店アルバイトが外人さんばかりでさぁ、
自分たちでアボカドの熟れ具合みられないのよ。だからどれを切っても同じ柔らかさであるように、
卸しの段階で同じ品質 ( 熟れ具合 ) に統一してやってるのさ」
ほう、なるほど、そんなことまで気を配っておいでか、とお褒めしたところ、
「奥さん奥さん、ちょっとこっち来てみて」と、家の中に呼ばれた。
戸建ての玄関をあがったすぐの場所に、
プレハブの低温冷蔵室が設置されていて、
中には山積みのトマトの箱が。
「ここでさぁ、
どれも同じ熟しぐあいにしてやってから出荷するわけさ。
そうすりゃどれを切っても同じ味になるわけ」
そんなことまでしてあげているなんて、レストランの頼もしいサポーターだ。
だいぶ食べてしまったが、5本で150円のアスパラは、
グリルで焼いて醤油をかけるととうもろこしのように甘くて美味しい。
ブロッコリー、ひとつ200円也
これも滅茶苦茶甘い!
長ねぎは白くて太くて、新鮮で、甘くて、、、、
こんなに良い長ねぎは、そうお目にかかれない。