今、読み始めている本は、松本清張傑作選。
清張作品は、何作か読んだが、どれだけあるんだろうといつも思っている。
これは「チームバチスタ」で有名な海堂尊さんがセレクトしたものらしい。
短篇集なので、半分くらい読み進めたところで、先に巻末にある海堂尊さんのあとがきを読んだ。
そこにはこんなことが書いてあった。
始めに釈明しておくが、私にとって既読の清張作品は一作だけだった。
中学生の時背伸びして読んだ「点と線」だ。
略
こんな私だから『松本清張傑作選』選者のオファーを戴いた時、即お断りしようと思った。
ところが担当のN氏はこう言った。
「それこそ望む切り口です。大清張の作品をまったく読んでいない方など稀有な存在です
( 誉められた? ) 。
そんな海堂さんが二十一世紀に初めて清張と出会い、その印象を率直に綴る。
この企画にぴったりです」
「はあ」とナマ返事をした私だが、話を聞いているうちに、この企画が私にとってありがたいチャンスではないかと思い始めた。
膨大な清張短篇から、医療に関する作品をセレクトし、その中からアンソロジーを組むという提案は、清張の未読者である私にとって天からの贈り物かも、などと持ち前の楽天主義で自分に都合よく考え、N氏の話が終わる頃には保留から一転、受託へ気持ちが変化していたのだった。
作品選出は、出版社が主導?
「最終候補に残った十四作は、どれも中身が濃く、味わい深い作品ばかりだった。
その中から六作を選んだが、選から漏れた中にも、紙幅が許せば載せたいと思う作品ばかりだった」
うーん、微妙な話だ。
要するに、、、名前貸?
出版社の方で《今人気の作家が選ぶ清張作品》という企画ありきで、それぞれの作家のテーマにあった作品をあらかじめ出版社がいくつか選び、それを読んでもらって絞ったというように受け取れる文章だ。
海堂さんも正直な方だなあ。
こんなことをあとがきに書かれて、出版社の方は良かったのだろうか。
「〇〇オリジナルセレクション」、ちょっとお手軽に感じてしまったのは私だけだろうか。
まあ、松本清張の作品の素晴らしさに変わりはないけれど。
本日の昼ごはん
ざるそば
本日の夜ごはん
いかの塩辛、小さなさつま揚げ、オリーブ
鶏スープ、トマト、棒棒鶏を追加
棒棒鶏にはあるものを入れた。
桃です、桃!
先日練馬で購入した三個の桃が、全然甘味も旨味もないものだったので、
二個目は、サラダとして使おうと思った。
いつもの棒棒鶏がジューシーになりワンランクあがってしまった。
ナイスです!
甘えび香る「海のキムチ」とやら。
ちょっと微妙な味。
個人的にはもう少し、辛くて濃厚なザ・キムチが好きだな。