NHK大河『鎌倉殿の13人』が面白くなってきた。
今回の大河は鎌倉好きの私にはドストライクだが、
日本史に興味のないMOURI は、頼朝が急死した回あたりで離脱してしまった。
ここからが面白いのに
「えっ? 大泉くん ( 頼朝 ) が主役じゃないの?」というMOURI に
「《鎌倉殿の13人》よ、これからが本筋ですわよ、あーた。
ここから先のパワーゲームが面白いんだから」と誘ったがやっぱり気乗りしないらしい。
上の動画がいつまで配信されているかはわからないが、
要するにここから権力闘争でバッタバッタと人が死んでいきます!
美衣と時政が好き
私が好きなキャラクターは、北条時政と美衣だ。
ドラマでは、北条時政を坂東彌十郎さんが好演している。
彌十郎さんの江戸弁にめちゃくちゃ惹かれます。
美衣を演じるのは、宮澤エマさん。
北条時政は策略家というイメージだが、ドラマでは全然違う。
彌十郎さん演ずる時政は、歳の離れた後妻・りくにベタぼれで、
したたかな彼女に押されて色々としでかしてしまう男として描かれている。
りくは、継子の義時 ( 小栗旬 ) ではなく、
自分が産んだ子・政範 ( 中川翼 ) を北条家の総領にしようとする。
りくはそれ以外にも、色んなことを画策する困ったさん。
彼女のせいで実のお兄さんも頼朝ににらまれ髻を切られて京に追っ払われてしまったし、全成が死んだのも、比企が滅亡するのも、ぜーんぶ彼女がキッカケである。
例えば。
頼朝亡きあとの家督争いでも、夫の尻を叩く。
「頼朝嫡男・頼家は比企寄りだから、弟の実朝を鎌倉殿にしましょう」
娘婿・全成に呪詛をさせて頼家を呪い殺そうとする。
全成は、それがバレて謀反の疑いをかけられる。
ちなみに。
吾妻鏡では、全成を拘禁した翌5月20日に頼家の命を受けた比企能員の息子・時員が、全成の妻・美衣を尋問するので身柄を引き渡すよう政子に要求し断られたと記されている。
しかし、25日に配流されるまでの間、全成に対してどのような審議が行われたかの記載は一切ない。
そこのところをドラマでは、かなり丁寧に描いている。
謀反の疑いをかけられた全成は監禁されるが、
比企能員から「お前の女房 ( 美衣 ) をひったてるぞ」と脅されて、
本当に呪詛をしなくちゃならなくなり、本当の謀反人となり、殺されてしまう。
比企能員は、さらに全成の息子・頼全まで殺してしまう。
愛する夫と息子を殺された美衣は怒り狂って、父と兄に訴える。
「比企を殺してちょうだい」
北条一族が比企を倒した理由は、もっと大きな勢力争いによるものだが、
ドラマでは全成の死もそこにひっかけ、比企能員を悪者にしたてている。
合議制の為に集まった鎌倉殿の13人は、こうして一人、二人と減っていく。
天寿を全うして亡くなった人 ( 三浦義澄、安達盛長 ) もいるが
比企の変の前には、梶原景時 ( 中村獅童 ) が失脚し殺されているし、
このあとも、畠山重忠 ( 中川大志 ) や和田義盛 ( 横田栄司 ) も殺される。
こんな風にこの時代、バタバタと人が殺された。
化粧坂切通、北条高時腹切りやぐらや、その他やぐら跡などを通って、
何かくっつけて帰ってきてしまうことは多々ありますの、わたし。
比企の一族が殺されたお屋敷は、妙本寺になっている。
訪れる前は「さぞや怨念が」と思っていたが、実際はとても素敵な場所だった。
戦で人が沢山死んだ場所には ( 京都でも鎌倉でも ) 寺社仏閣が多い。
鎮魂の為だろう。
妙本寺が清々しい気で溢れているのも、御供養の賜物と思います。
いやぁ、神回だったなあ、第30話「全成の確立」
おまけ
姉・政子と妹・美衣が語らうシーンにこんなのがあった。
頭巾を被る姉に美衣がひとこと
美衣「それ、暑くないの?」
政子「暑いわよ、誰もいない時にはこうして」
パタパタと頭巾の下から風を入れる政子
姉妹のちょっと心温まるシーンだった
本日の昼ごはん
オムライス
私の方は薄焼き卵、MOURI にはスクランブル
本日の夜ごはん
昨日の残りが並んでいる、、、目の錯覚です
MOURI の買ってきたいわしの刺身と、私が買ってきたサーモン。
ダブった (;^ω^)
韓国料理と中国料理を追加
麻婆豆腐にはご飯でしょうと、またご飯を炊いた。
炊飯器を買い替えてから、夜ごはんを食べる機会が増えました。