12月27日記載
我が家ではNHKの朝ドラと大河ドラマを観るのが習慣づいている。
昔はリアルタイムだったが、流石に昨今は録画鑑賞だ。
それでちょっと気になったのが、テレビ画面の左上の時刻表示。
ニュースやバラエティーには普通でも、
ドラマに時刻表示があるのは、ひょっとしてNHKの朝ドラだけではなかろうか。
ひと昔前までは、朝ドラを時計代わりにするという家も多く、
画面の現在時刻を、出かける仕度の目安にする人も多かった。
今はリアルタイムでドラマを見る人も減っているはずなのに、未だに表示があるのも妙な気がする。
時刻表示について
件の時刻表示、一体何時まで表示されるのか気になった。
同じ疑問を持たれた方もいて、こんなベストアンサーがあった。
朝のテレビの時刻表示 - 朝のテレビって、CM中でも常に左上に時刻が表示されて... - Yahoo!知恵袋
注 2011年の回答なので、現在は異なることも考えられます。
平日の場合です。
土・日・祝日は多少異なります。
NHK 4:30~9:55、12:00~13:00、16:55~19:00
日テレ 4:00~12:30頃、16:53~18:58
TBS 4:45~9:55、11:30~13:50、16:53~18:58
フジ 4:00~11:30、12:00~13:00、16:53~18:58
テレ朝 4:55~9:55、16:53~18:58
テレ東 5:10~9:28
時刻表示の理由はなんだろう
朝は出かける仕度等のため、お昼は昼休みの切り上げのため、夕方は家人の帰り時間と夕食の支度のためなのかしら。
話はガラッと変わり、朝ドラの話。
今期「舞あがれ!」は非常に面白い!
前作「ちむどんどん」は荒っぽいストーリー展開と理解に苦しむキャラクターたちに辟易させられたが、「舞あがれ!」は素晴らしくよく仕上がっていて好きなドラマだ。
ポイントは脚本にある
主人公の周りのほんのちょっとしか出ないような人にまでキチンとピンがあたっているところが好きだ。
例えば、主人公の父親の工場のパートの役にまで。
《舞いあがれ!》というドラマ
《舞あがれ!》は、旅客機のパイロットを目指す女の子の物語。
パイロット訓練学校の同期5人は年齢も様々、生い立ちや性格も違い、悩みどころもそれぞれ違う。
舞はそのひとりひとりに寄り添い、苦難を共有して成長していく。
脚本は、5人のキャラクターきちんと描き分けているので、物語に厚みがある。
描き分けられているのは訓練学校だけではなく、留守宅の両親のことまで触れている。
父親が何に悩んでいるか、母親が何を考えているか、兄が、親友が、親友の父が、
と、主人公と現在 触れ合っていない人たちの生き様まで、生き生きと描いている。
そんなに舞台を広げながらドラマとして空中分解していないところが凄いと思う。
「そんなドラマが今まであっただろうか」と感心してしまう。
少年と舞
先週は、訓練学校を卒業した舞が、しばしの休暇で祖母の住む奄美大島で過ごす回だった。
奄美の祖母宅にホームステイしている発達障害の少年とその母と触れ合う話だった。
自閉症気味の少年の気持に無理やり踏み込むのではなく、
戸惑いながらも優しくみつめている内に、少年の心が開けてきた。
パートさんと舞
父親の会社のエピソードも感動的だ。
リーマンショックで経営が傾き、パートさんをリストラしなければならなくなるのだが、
リストラを予感したパートさんと舞のシーンがいい。
家業を手伝う ( パートが辞めた穴を補う目的 ) ために、作業場に入る舞。
やっみるよう促すパートのおばちゃん
鋭い視線がとぶ
舞が梱包した箱を開けて一本の釘を拾うおばちゃん。
ねじには傷が。。。
「これを見逃せへんことが、岩倉の品質を守ってんねん」
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まるんやろか」
「素人でも出来る仕事や思われてるから、真っ先に切られるんやろ」
パートさんたちは手厳しい。
パートさんたちの最後の日。
父と母と舞は、深々と頭を下げる。
するとパートのおばちゃんが
「お嬢ちゃん」
「はい」
「これだけは覚えとき、商品梱包の仕事は最後の砦や。
わたしらが不良品一本、ほこり一個でも見逃したら、
そのままお客さんとこに届いてしまう。」
「ここのネジは、ええネジなんや。職人さんやらが心こめて作っててな、
そのネジをたった一個の不良品で台無しにはでけへん。
そう思ってこれまで気張って働いてきたんや。
社長、たのむで。この工場、つぶさんといてな。」
「はい。必ず立て直します。そん時はまた、お願いします。」
パートさんたちが出て行く廊下に、
最後まで深々と頭をさげている舞と両親の姿があった。
※ パートのおばちゃん ( 西田 ) 役をされていたのは、
NHK朝ドラ関西で常連女優・マエダユミさんでした。
本日の昼ごはん
金ちゃんラーメン
本日の夜ごはん
なんだかこの写真、一枚しかなかった。