Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

いざ鎌倉 (葉山) !

 

今日は二人で佐藤忠良さんの個展を見に葉山に行くことにした。

久々の遠出。

葉山まで行くなら鎌倉でご飯を食べてからにしよう。

目的地は、ずっとMOURI を連れていきたかったお店、土鍋のKaedenaさんだ。

 

軽く朝ごはんを食べて10時30分に出発。

平日なので幹線道路も、高速も空いている。

鎌倉へ一人で行く時は電車だが、MOURI はビューンと自動車で行きたがる。

久々の車での鎌倉行きは、ナビ任せにした。

40年も前に選んで通った道とは全然違うルートなので、新鮮な感じ。

運転手なので、途中の風景を撮れないのがもどかしい。

 

12時20分、Kaedenaに到着。

あらー、やっぱり混んでいる。

並ぶのが好きではないMOURI をあやしながら、最後尾につく。

5組なのでそんなに時間はかからないだろう。

 

順番待ちの紙に名前を書き、待っている間にメニューを見て注文するものを決める。

こちらは期間限定の土鍋ごはん

この店には過去3回来て、頼んだものは全部美味しかった。

定番メニューを制覇したいと思っているのだが、

毎回季節限定に目がいってしまってまだ制覇ならず、何年かかったら全部試せるのだろう。

うにの西京漬けの土鍋ごはんもいいな。

蟹とアボカド、、、うーん。

いくら、、、、うーーーん。

迷っていたら「君は銀だらでしょう」と言われ、

「銀だらの照れ焼き、もみ海苔の土鍋ごはん」に決められた。

MOURI は「国産鶏もも肉の炙り焼き土鍋ごはん」にするという。

 

店内はテーブルとテーブルがビニールで仕切られている。

こんなビニールが取り外されるのはいつのことだろう。

私たちが案内されたのは、私が一番好きな角っこ三角のスペースだ。

このテーブルだけは、外の景色が見られる。

通りは、大仏さんを見にいく外国人で溢れている。

そういえばこの店も、海外の外国のお客さんが増えたらしく、英語のメニューも整備されていた。

 

この店の回転率は高い。

土鍋ごはんだが、並んでいる間に注文をすませているので、着席して5分もたたない内に配膳された。

 

これこれ、これが食べたかったのーーー

土鍋ごはんに、おかず三品とお味噌汁がセットになっている。

 

左はMOURI の鶏肉、右は私の銀だら

 

ここの料理は上手く撮影できないの、土鍋の中が暗いんだもの (;'∀')

 

おかず1 サラダは鎌倉野菜に、上にかかっているのはカダイフ。

土鍋ごはんにオイリーなものが多いので、

ドレッシングは心持ち酸っぱめに仕立てられている。

 

おかず2 野菜のあんかけ

かぶ、大根、にんじん、生麩を揚げたもの。

大根はしょっぱそうな色だが、全然しょっぱくない。

軽く下茹でした野菜と、揚げ粟麩を餡でとじている。

 

 

おかず3 練り豆腐

以前食べた時にトッピングされていたのは、黒い香ばしいもので、

お店の方にお聞きしたら、ご店主が出てきてくださって「カブの葉」だと教えてくださった。

作り方は、カブの葉をオリーブオイルで炒めてから、オーブンで2時間焼くのだそうだ。

今回のはカブではなく、カリカリの何かだ。

うーん何だろう。

練り豆腐にアクセントがついて美味しいことは間違いないのだが。

 

練り豆腐を真似して作ってみた⤵過去記事

garadanikki.hatenablog.com

 

5年半ぶりのKaedena さんだったが、ますますのご繁盛に関わらず、味は昔のままだった。

料理のレベルや味を安定させ、継続させるのはとても難しいことだと思う。

本当に素晴らしいことだ。

 

 

食べ終わって早々に引き上げて車に乗り、葉山に向かう。

鎌倉はかなり観光客がもどってきているようだが、平日なので134号線はとても空いている。

隣でMOURI がたて続けにくしゃみをしている。

「どうしたの?」

「花粉だよ、くっしゃん。薬飲んで来たんだけれどな、くっしゃん」

可哀想だが、うるさくて仕方がない。

 

葉山美術館はナビで調べて初めて来た場所だ。

ところが駐車場の入り口に「休館」の看板が。

えっ、月曜日が休館日じゃないの? 臨時休館?

ちらしに書いてある美術館の電話番号を見て電話を入れたが誰も出ない。

「えーーー、こんなことってある? 

 休館なら休館と書いておいてほしいよね」

「だよなー」

 

二人して悶々としていたら、MOURI がもう一度ちらしを見ている。

「あのさー、これ」

「ん?」

「今日何日だっけ」

「4月14日だったかな」

「これ、、、、4月22日からって書いてあるよ」

「えええーーーーーー」

 

やっちまいました。

ちらしをいただき、良く見もせず飛んで来て。

てっきりもう開催しているのだと、勝手に思い込んでしまっていた。

「終了日は見たんだけどな、開始日ちゃんと見てなかったよ」

MOURI も同じだったらしい。

二人してやってしまったことだから、文句は言えません。

 

車中で呆然とする男の影

 

まあね、美味しいものを食べられたんだから目的はひとつ果たしたということで。

「どこか寄るかい?」と言われたが、

海も山も花粉が飛んでて辛いというんだもの、鎌倉で室内で楽しめるところなんざ、

ありませんわ。

 

己の粗忽さを笑いながら、あきれて帰る二人でした。

 

 

 

本日の朝ごはん

蕎麦の上に七味をかけてみた

 

 

 

本日の夜ごはん

三品盛りは、なべさんサラダ、出汁のどんこと昆布のお煮しめ、かまぼこ

左から、鶏つくねのスープ、せりとかまぼこのお浸し、筍のさしみ、カリフラワー

 

鶏つくねは、練馬IMAの鶏専門店の品物。

きくらげとえのきと春菊で美味しい鶏団子スープができました。

 

昨日、下茹でした筍の、一番のごちそう。

筍のやわらかい部分が食べられるのもこの時期の、一回限り。

 

去年の今ごろの同じ頃の記事を見ると、やはり筍とセリを食べていた。

昨年は根っ子つきのセリだったが、

今回は残念ながら根っ子なし。

 

La foret et la table の話

そうそう。

鎌倉では La foret et la tableにも寄ったんでした。

 

La foret et la table | Kamakura-shi Kanagawa

 

お店には懐かしい奥様の姿が。

「お久しぶりです、渋谷の〇〇でーす」と言ったら、奥様吃驚なさって。

マスクしてらっしゃるし、気がつきませんでした。って。

そうですわよ、3年ぶりだもの。

 

奥様と、ご主人としばし再会を祝し、話込んでしまった。

まる「最初に ここに伺ったのは開店したての時だったとか。

   奥様は妊産婦さんだったから、お店には助っ人のサクラさんがいらしてねえ」

奥様「そうです、あの時、お腹にいた子がもう10歳です」

ご店主「お店の方も、今年が10周年です」

まる「年が経つのは早いですね」

あの時奥様のお腹にいたベイビーは、もう奥様と変わらないほどの背の高さだといんですから。

 

 

「あーー、Marcoさんのお好きなゴルゴントマトがもうないんです」

残念だけれど仕方がない、こんな時間だもの。

で、右から左と、端から端まで全部貰って帰りました。

奥様、ひとつサービスって。あらますみません❤ ありがとう。

 

あらかた食べてしまったあとで撮った写真

 

 

酷い、酷すぎる写真だ。

 

MOURI はもぐもぐ言いながら言っている。

「僕はここのパンが一番美味しいと思うよ」

 

良かったわね、今日は鎌倉の美味しいもの二つも食べられて。