車は長浜から琵琶湖を南下しています。
長浜からこの日の宿泊先-小浜まで真直ぐ行くのであれば、北上した方が近い。
それに半時計回りなら、助手席から琵琶湖が障害物なしに眺められます。
助手席に座っているMOURI には、その方が景色いいでしょうけれど。
いつもながら、運転手とカメラマンをしながら進む。
「『ああ、あの時写真なんか撮ってなかったら 事故にならなかったのに』なんて
ことにならないように気をつけろよな」と言われました。
ですから、写真は信号待ちの時にします。
宇曽川ですって。
して、あの船の上に乗っているのは何かな、鵜? そんなことはないか(笑)
長浜の大通寺、慶雲館、旧駅舎の見学を断念し、後ろ髪を引かれる思いで、南下しているのは近江八幡に寄りたいためでした。
id:smartstyleさんが紹介していらした「ラ コリーナ近江八幡」に是非とも行きたくて。
上の記事を拝見して、魅了されてしまったのです。
ナビに住所を入れて向うものの、現地の周りで迷ってしまう。
現地の手前と、先の路地には「ここからはラコリーナには行かれません!!」という看板が。。。
ナビで迷い込んだ観光客に、住民が辟易しているのかな ww
やっと到着。
ここですここです!!
駐車場は広いので、ゲートに蝶々の絵とか描いてある。
じゃん
うわーーーーーすごい
これこれ、これが見たかった。
逸る気持ちを抑えてすすむ。
屋根がね、芝生になっているんですよ。
軒どいから水が流れています。
たっぷりの水を与えて、育てているのでしょう。
軒下の気持ちの良いこと ♬
ワクワクしながら中に入る。
おおーっ何だこの空間は。
外の自然と真逆の、この斬新なインテリアは。
右手にバームクーヘンの工場が見えます。
ここが売り場か。
誕生日にこんな箱で貰ったら嬉しいな。
あれ? この箱見覚えがある。
仕事先で、食べ終わった何かの箱だけ見て「使わないなら頂戴」と貰ってきたのがコレでした。
しっかりと作られたシックな箱なので、書類入れに重宝しています。
なんだ、このお店のバームクーヘンの箱だったのか。
バームクーヘンは、生と密封パックのとあるらしいので密封のを買いました。
それとこのクッキーもお土産に。
左手は和菓子を売っているコーナーです。
ん? たねや?
ぎょぎょぎょ、あのたねやじゃないですか。
それにあの、大好物の「たねやの長寿芋」があるじゃないですか。
smartstyleさんの記事にも確かに「たねや」と書いてありました。
なんで気づかなかったんだろう。
早速、長寿芋買います。
「ここが本店なんですか? 長寿芋大好きなんです」
「そうですか、昨日から売り出したんですよ」
「なんとまあ、良いタイミングなんでしょう」
サイトを見て、素敵なお店だからと来たかったのが、たねやのお店だった。
それだけでも偶然で幸せなのに、しかも季節限定の「長寿芋」にありつけるなんて。
ほんとうに 私は口に福があるのだと思います。
くじ運とか、金運とかはありませんが、食べる物に関しての運はある。
神に感謝します。
菓子木型が並んでいます。
いいお道具は、姿もうつくしい
落ち着いたところで、館内の地図をみる。
今いるのが「ラコリーナ メインショップ」
入った方向と反対側の出入り口を出ると、、、、おおおおおお
向うのお山まで含めて、絵になる。
借景 ばんざーーい
右の潜水艦の頭みたいな建物も面白い。
あの建物は「たねや」のオフィスだそうです。
そしてあの山は、八幡山というらしい。
右側の建物は、カステラショップですって。
入口もおっされ~
壁は珪藻土、でしょうかね。
天井からの自然光と、坪に植えられた桔梗と、土壁がすごくマッチしとる。
店内は、木をメインにした落ち着いたインテリア。
女性が綺麗に見える照明です。店員さん綺麗ですよ、羨ましい。
もちろんカステラも綺麗に見える
命名祝いとか、内祝いとかに、こんな贈り物もあるんだねぇ。
レストランも併設されていました。
こんな美味しそうなものも、ここで食べられる。
オムライスとかもあるようですが、昼の予定があるので我慢する。
軒が切れていて、額縁みたいだ。
しかし、どこから見ても絵になる景色だなぁ。
あの岩のオブジェも楽しい。
それに、稲ですよ。稲。
回廊がある。行ってみましょう。
わぁ、好きなんだ フォルクスワーゲンのバス。
四半世紀前に製造中止になってしまった車ですが、名車です。
ああいう素敵なデザインは、残すべきだと思うなぁ。
ガレージみたいな、ここはまた。。。
うおっ、ここもショップ
レトロなインテリア、
ひとつひとつ貴重なものなんでしょうね、マニアは堪らないだろうし。
これ見に来るだけでも価値があるんじゃないかな。
そんな宝物たちの隣に、さりげなく商品が、、、
さりげ、、
ちょっとした空間にも、、、
いやいや、けっこうドドーンと並んでいました。
メインのショップにあったお菓子も、違う箱だったり包装紙だったりにすると、
また違った商品に見える。
こんな箱も、贈り物にしたくなる。
二階建てのバスの中にも商品が並んでいました。
マカロンだ。
マカロンを買ったら、こんな箱に入れてくれるの?
たねやさんは、お菓子も美味しいけれど、包装もセンス抜群。
と、前からずっと思っていたことだけど、ここに来てさらにそう思う。
ナンバープレートも凄い。欲しいでしょうな、好きな人は。
ガレージのショップは、二階からも外に出られる。
いやしかし、ここを造られた人達は、どんだけ計算したのか。
本当にもう。
どの方向から、どの高さから見ても絵になるのだもの。
心憎い演出と、居心地の良い空間は一体、どんな人たちが作ったんでしょう。
メインショップに大きな木のオブジェがありました。
木の枝のところに貼られているのは、名刺です。
この施設の建設に携わった会社や人の名刺。
素晴らしい
たねやプロデュースは、こんな形でも成功していると思う。
モノ作りを大切にしていくと、それに参加した人が大きな力を出す。
その総合体がこの「ラ コリーナ近江八幡」なんですね。
たねやさん、本当に素晴らしい和菓子屋さんです。
私はたねやさんの美味しいお菓子の大ファンです。
そしてこれからも、たねやさんのモノづくりに目が離せない一人です。
今が一番、良い季節かな。
冬もまた綺麗なんだろうな。また来てみたいです。