Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

四国旅23 広島・宮島 厳島神社

 

広島の宮島口に到着しました。

厳島神社は二度目。

中学生の時に来たんですが、どうやって島に渡ったか覚えてません。

なにせ46年も前の、学校の先生任せの修学旅行ですから。

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厳島に渡るには、

車ごとフェリーに乗るか、車を宮島口に停めて 人だけ渡る の二通り。

 

駐車場の方 曰く、

・ 厳島に泊まるのなら車ごと渡る方が安い。

・ 参拝だけの日帰りなら、人だけ渡った方が安い。

のだそうで、車で渡っても厳島は車で走り回れないそうです。

 

フェリーの切符を買う

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あっ、買ってる人は私じゃありません。どこぞの方でございますん。

 

平日なので改札前はガラガラ。

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待つほど10分ほどでフェリーが戻ってきました。

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先に車が出る。そしたら人が出る。それから乗る車、乗る人の順番。

乗り物に乗るのって、どうしてこんなにワクワクするんだろう。

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おーおー、子供たちがぞろぞろ帰ってきた。

「楽しかった?」

遠足かしら。

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連日、本当に快晴で助かりますわ。

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ガラガラですから、好きな場所がとり放題。

室内の席もありますが、温かいので殆どの人がデッキに出ています。

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漫然と撮影したものです、退屈だと思うので早回しにしてご覧ください ⤵ 

 

10分ほどで厳島に着岸。

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フェリーは思ったよりも神社の鳥居から離れた位置に着きました。

ふにゃー、神社まで結構歩くのか。。。。

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船着き場から 一の鳥居までは日陰がなくて結構暑い。

9月も末だというのに、カンカン照りで気温も高めです。

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おーーーーっ、海の鳥居が見えてきた。

やん、写真が青被りしている 

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写真を撮るには《曇りが一番》というのが持論です。

ピーカンだと光りはきついし、反射も強いし、やわらかい写真が撮れない。

葉っぱの緑も、空や海の青も、、、お社の朱色も 色被りする。

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これもかなり補正をした写真です。

オレンジが色被りして、背後の山も地面も茶色になっていました。

それを補正したら、今度は神社独特の朱色が飛んだ。くーやーしっ

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満ち潮の時は水面に浮かんだお社になります。

今は引き潮。

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ここは引き潮の時だけに見られるスポット

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《鏡の池》と書いてあります。

「清水が湧き出ており潮が引くと手鏡のように見えることから

 こう呼ばれる。

 秋の月とともに詠まれた歌が多く伝わっている」

 

 

このアングルがいい。

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時間が許せば、満ち潮と引き潮を見比べてみたい。

もっと許せば、春夏秋冬を比べる。

・・なんて、地元の人でないと出来ないことだ。

 

あれ? 到着した時より潮が引いている気がします。

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後日記*

2018年9月28日は中潮で、

到着時 14:30は 2m41㎝。見学後15:00は1m84㎝。

30分の間で57㎝も引いていました。

 

厳島の大鳥居は、潮位100㎝以下で鳥居まで歩いていかれるそうです。

厳島神社がすっぽり海に浮かんで見られるのは、潮位250㎝以上なんですって。

こういうことがわかるサイトがあるんですねぇ、ホントに便利になったものだ。

2018年1月|年間潮汐・潮見表|一般社団法人宮島観光協会

我が家のように行き当たりばったりはダメだけど、旅通の方はこういう潮見表を確かめたりして旅程を組むのでしょう。

 

《卒塔婆石》と書いてあります。

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「鬼界島 ( 硫黄島 ) に流された平康頼が母恋しさに千本の卒塔婆に

 二首の和歌を書いて海に流した。

 そのうちの一本が池の中の石にながれついたといわれる。」

? 池の中に石ってどういう意味だろう。。。

 

 

本殿中央の平舞台から、入り口を見たら五重塔が見えます。

ありゃなんだ?

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角度を変えてみる。

おー美しい姿だ。

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後日記*

宮島は厳島神社だけでなく、多数の神社仏閣がある島でした。

厳島の社殿から見えた五重塔と、隣の大屋根 ( 豊国神社の千畳閣 ) も宮島観光の目玉だったようです。

宮島といえば厳島神社と、不勉強にもそれだけを詣でてさっさつ引き上げてしまった。

チコちゃんに「ボーッと生きてんじゃないよ」と叱られるな。←ごめんなさい我が家のマイブームなの

宮島のマップ⤵

http://www.miyajima-wch.jp/common/img/guide/miyajima_map_ja.pdf


本殿中央に人垣が出来ています。

神前結婚式がとり行われています。神前であり、一般公開。

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雅楽が聞こえてくると思ったら、生演奏。

すごい。

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手前から龍笛(りゅうおう)篳篥(ひちりき)(しょう)

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観光客にも見られる結婚式って、緊張するんじゃないかしら。

この日は、欧米の人が沢山来ていました。

みんな結婚式を興味深く見てました。最後には拍手がおこったりして、祝福してました。

 

 

 

大鳥居の風景で残念なのは、対岸 ( 宮島口 ) の山の中腹に 派手な建造物が出来たこと。

それが鳥居を撮影するときに邪魔。

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⤴ 上だと大鳥居に丸被り。

⤵ 下だとホテルがすっぽり入って、これもよろしくない。

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重要文化財《反橋(そりばし)

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「天皇がご派遣になる勅使がご参拝の際にお渡りになったと

 伝えられることから、別名 勅使橋ともいわれる。

 弘治三年 ( 1557 ) 毛利元就 隆元父子によって再建されたものである。」

「ご派遣」「ご参拝」ってこの文章、なんか敬語が変。第一天皇って何天皇のこと? 今も続いている行事なのか、特定の天皇なのか、うーんわからん。

 

遠くから見た方が、反り具合がわかるかな?

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反り橋のところに、欧米人のグループをガイドする日本人女性がいて、

英語でこの反橋の説明をしていました。

みんな興味津々で聞いていました。

 

ここが厳島神社の出口、五重塔が小さく見えます。

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右に行くと土産物屋さんが連なる通り。

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厳島神社に沿った左の通りを行くことにします。

外から見る厳島神社もまた素晴らしい。

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おお立派だ。

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遠くからでもよく見えたのは、高台に建っていたからでした。

「行こうか」というと「疲れた」と言われて断念。

寺社仏閣にあまり興味を示さないの、うちのだんなさん (;'∀')

 

 

大鳥居まで歩いていくにはまだ潮のひきが足りない。

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行きには通らなかった商店街を通ります。

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焼き牡蛎に穴子飯、宮島の穴子まん、広島牛の牛まん。

ふーん といいながら通り過ぎる。

食いしん坊夫婦の割に、寄り道食いはあまりしないの。

夜の居酒屋が待ってるから ('◇')ゞ

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参道には鹿が沢山いました。

春日大社では鹿のことを《神鹿(しんろく)》といって尊ばれますが、

厳島神社の場合はそうじゃないそうです。

「神鹿でなくたって、君は尊い命だ、可愛いね」

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鹿の頭をナデナデしてあげたら、うっとりした顔になる。

それを見て大学生くらいの男性が「触れますか? 大丈夫ですか?」と聞いてきた。

危険かどうか、触れるかどうかは自分で探るのよ。

私が大丈夫だからといって、君が大丈夫だとは限らないのよ。

そう言いたくなりました。

なんでも人の意見やネットの情報を鵜呑みにする、そんな若者のなんと多いことか。

動物と対する時は、犬でも猫でもそうだけど、噛まれるか引掻かれるかは個体差がある。

それに、私とその子とのコミュニケーションが取れて初めて触れ合えるのだと思います。

私だって、いきなり動物に手は出しませんって。

様子をみて、アイコンタクトをとって、話かけてOKならそっと触れる。

そういうコミュニケーションが無理そうなら、むやみに触らない方がいいかも知れません、痛い目に合うかもですん。

 

40分弱滞在して本土に戻ってきました。

駐車場に着くと、なにやらブーンという音が。

 

音源は、ボートのモーターでした。

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駐車場の隣が、宮島ボートレース場だったんです。

しばらく無料で見学。

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ブーーーーンとボートが旋回していく。

だけどこの場所からは見にくいな。

やっぱり正面から見た方がスリリングな試合が見られるんでしょうな。

 

 

さあ、そろそろ広島のホテルの予約と本日の居酒屋を探さないと。

私はとにかく運転、MOURI はスマホでホテル探し。

今日も旅の目的の「壮大なるはしご酒」を続けます。

 

とじ込みは、中学修学旅行の備忘録⤵

 

1974年放送、新・平家物語 の総集編を見たら、そのキャスティングの面々に驚いた。

ちょっとの役でも凄い人たちが出ていたんだなぁと。

 

f:id:garadanikki:20181105121019j:plain初めて厳島神社に来たのは中学の修学旅行の時。

折しもNHK大河ドラマで「新・平家物語」が放送される年だったから、ロケ地になった厳島神社の境内も金ぴかりんになっていたっけ。

 

普通の朱色より頑張っちゃったような赤ペンキで境内の柱は真っ赤っか。

テレビのロケでなくても何年かに一度は修復するのでしょうが、塗りたてペンキの真新しさに、子供心にも辟易したものでした。

 

46年経って、そんな厳島神社にもう一度来たいと思ったのは、子供の目線と大人とではどのように印象が変わるか確かめたかったから。

 

修学旅行の四国・広島は、歴史の重さでどよんと暗い印象がありました。

鬱屈した雰囲気で、頭を何かで押さえつけられている暗い想いが強烈に残ってます。

そんな四国・広島だったけど、今だったらどんな風に感じるだろうかというのが、

ここに来たかった理由。

本来なら尾道から北陸に抜けてもいいところ、無理をいって宮島に来たのだけれど、

季節のせいか、どんよりしたイメージはひとつもなく、清々しさだけが残りました。

多感な成長期よりは、ほんの少しだけでも視野が広がったのかしら、、、、そんなこともないか。