今回のお節作りは、私にとって良かったのか、悪かったのは、微妙なところです。
家人には「お節に罪はない。何ゴトもやりすぎの君に問題がある」とのこと。
確かにそうかもしれぬ。
過ぎたるは樽及ばざるがごとし
及ばぬは猶過ぎたるに勝れり
薬も過ぎれば毒となる
念の過ぐるは無念
さて、今年は何を念じよう・・・・
腹八分目かな、やっぱり
以下は、お節の作り方の備忘録。
その一、黒豆です。
黒豆は、過去にも色々な方法で炊いてきました。
色々試した結果、最後に落ち着いたのは土井先生の黒豆です。
ポイントは《黒豆を水に浸けておかない》です。
ネットで黒豆作り方を検索すると、よくあるのが《前日に黒豆を水に浸けて戻しておく》というやり方。
でも、土井勝さんのレシピでは、《沸かしたお湯、調味料 ( 砂糖・しょうゆ・塩・重曹 ) 、さび釘、黒豆を鍋にぜーんぶ入れたもの》を一晩おくというやり方。
火を入れるのに8時間かかり、そのあと冷やす時間も必要なので、
黒豆作りは、どうやっても30日 ( 前々日 ) には開始しないといけない。
土井善晴さんの父君、土井勝さんのレシピがあったので貼り付けておきます。
土井先生の黒豆の炊き方!
作りやすい分量 |
黒豆 ( 乾 ) 300g
さびた鉄くぎ 約10本 ( 我が家はなべやかんを代用 )
煮汁 水…カップ10
A 砂糖…250g、醤油…カップ1/4、塩…大さじ1/2、重曹…小さじ1/2
作り方 |
一日目
黒豆は洗って水けをきる。
蓋つきの鍋に煮汁の水を入れて火にかける。
煮立ったら火から下ろし、熱いうちに A とさび釘、黒豆を加え、一晩おいて豆を戻す。
※ 熱い煮汁で戻すのがポイント。
※ 黒豆は決して水で戻さない。
二日目
鍋を強火にかけ、煮立ったらアクを丁寧に除く。
水カップ1/2を加え ( 差し水 )、再び煮立ててアクを除く。
これを2~3回繰り返す。
※ アクを取らないと、渋みが出ます。
アクを取り去ったら、落としぶたと鍋の蓋をして、ごく弱火で約8時間煮る。
豆が煮汁から出ないように、煮詰まってきたら適宜湯を足す。
豆が柔らかくなり、煮汁がヒタヒタより少し多めくらいまで減ったら、火を止める。
さび釘を鶏出汁、そのまま冷やして味を含ませる。
当日
食べる分だけざるにあげて汁けをきり、器に盛る。
※ 空気に触れると色がより黒々と します。
土井勝さんの黒豆