garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

沙羅が貰われていきました

 

沙羅嬢です。

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にゃんこの集会場で、二匹目に仲良くなったのがこの猫だった。

今から10年前、初めて沙羅に会った時の話がコチラ f:id:garadanikki:20211120105332j:plain

garadanikki.hatenablog.com

 

沙羅と私とは、かれこれ10年のお付き合いになる。

このブログでも、彼女の女王っぷりを随分と紹介してきたけれど、

その沙羅を貰い受けたいというご婦人が現れた。

 

 

その方は1年前にここで沙羅に一目ぼれして、家猫にしたいと言った。

彼女は猫を一度も飼ったことがないとのこと。

それでいきなり沙羅とは、ハードルが高いと誰もが思った。

 

地域猫には、家猫として幸せになれる子も沢山いる。

しかし沙羅は、家猫には適さないタイプの猫だった。

野原をかけまわったり、ここに出入りする沢山の人に「カワイイ」と言われたり、

他の猫たちを追っかけまわすことに生きがいを感じているからだ。

 

世話人のとなかさんは、ご婦人に、沙羅の性格をよく説明し難しいと話した。

しかしこのご婦人は引き取りたいの一点張りで、私の所にも相談に来た。

私もとなかさん同様、沙羅のおかれた状況 ( 性格や行動 ) を一時間かかって説明した。

 

 

 

地域猫は、誰の所有物でもない。

たとえ何年も面倒をみてきたといえ、私たち世話人にダメをいう権利はない。

みんな、猫の里親が現れることを願っている。

だがしかし。

沙羅は、狭い室内では間違いなくストレスを抱えてしまう子だ。

これは、世話人全ての一致した見解である。

 

 

ご婦人は、私たちの説明を受け止め、集会場に通うようになった。

沙羅に、昼ご飯をあげるのが彼女の楽しみになった。

しかし私たちと違うのは、沙羅以外の猫は彼女の目に入らなかった。

僕も 私も と、ご飯が欲しくて近づく他の猫が嫌だったらしい。

「朝の係の人は、ちゃんとご飯をあげているんでしょうか」

となかさんは、ご婦人からこんな苦情を言われたらしい。

「キチンとご飯を食べさせてくれてれば、私の餌にそんな集まらないはずだ」

これが彼女の論理だった。

 

 

ご婦人以外にも、一匹の猫にご執心の人はいる。

しかし彼女ほど一匹に一途になり、妄信する方も珍しい。

彼女にかかると「可哀そうな沙羅ちゃんは他の子にいじめられている」となる。

この話を聞いた全ての世話人が「どこがじゃ」と言ったが、

彼女にはそう見えてしまうんだろうなと、みんな苦笑した。

 

そんな一途なご婦人は、土地の所有者ともいざこざがあった。

「寒くて可哀そうだ」と、建物の軒下に座蒲団を設置したりして、所有者から困ると言われたようだ。

「他の方も真似されるといけないのでやめていただけないか」と、やんわり断られたらしいが、

彼女は納得がいかないと、所有者にくってかかっていた。

 

 

そんなこんなで一年が経過した先週のこと。

ご婦人から「やっぱり、引き取りたい」という話が出た。

「去年の冬は我慢をしたが、もうあの子も年をとっているので寒くて可哀そう」というのが理由。

 

となかさんから話を聞き、私はご婦人に手紙を書くことにした。

私たちが反対する権利はないこと。

だがしかし、猫の性格によって家猫にはむかない子もいること。

沙羅がまさしくそれで、幸せになるよりストレスになるだろうということ。

これには、となかさんの経験談も書き添えた。

⤴ 体調をくずした沙羅を病院に連れていこうと、となかさんが一泊家に置いた。

ゲージの中で一晩中泣き叫び、明かりを嫌がりゲージにかけておいた毛布を全部ゲージに引っ張り込んでテントのようにして泣きわめいていた。

 

家猫になれば暑さ寒さからは逃れられる。

しかしその代わりに、沙羅がこの場所で得て来た多くの楽しみも失うこと。

例えば、沢山の人に可愛がられることに喜びを感じ、野山を駆け回ることが好きで、他の猫にちょっかいを出すことも沙羅にとっての楽しみであること、etc。

最後に、沙羅は多くの世話人から愛されていて、沙羅もまた世話人全員を慕っていることを書き、

「それでも引き取るというなら勝手になさればよい。試しにやってみられたらいい。

 でも、やってみてダメだとわかったら、すぐにここに返して欲しい」と結んだ。

 

手紙を読んだご婦人は、一旦は諦めると答えたが、

翌日になって「やっぱり諦めきれない。トライヤルをさせて欲しい」と言った。

 

それから一週間した昨日のことだ。

となかさんにご婦人からのメールが届いた。

「明日、沙羅ちゃんを引き取りに行きます」との話であった。

となかさんからの伝言で、沙羅に別れをつげに駆けつけられたのは、

早朝の世話人さんと、となかさんと、私の3人だけだった。

 

 

「今日はなんでこんなに早くに来たの?」沙羅

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あのね、あんた嫁に行くんだよ。

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「嫁?」沙羅

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そうそう、〇〇さんが、あんたを家で飼いたいんだって。

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「・・・わかんないわよ、〇〇さんと言われたって」沙羅

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そうだよね。お昼に来て、あんたにご執心の、、、あのさー

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これが沙羅との最後になるかも知れないと、沢山沢山  写真を撮った。

沙羅が大好きな大きな石の上での一枚

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あらかわいい、舌が出てるよ。

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この塀の上も、好きだったね。

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小さい時、塀からぴょんと降りられたのが、三姉妹の中であんたが一番早かった。

「そうよ、妹のちょいと も葵も、怖がってキャーキャー言ってたわ。

 あんまり意気地がないから、葵のお尻をポンとつついて落としてやったっけ」

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そうだった、あんたはその頃からやんちゃで、悪戯で、ちょっと意地悪だった。

他の子を追っかけ回すのも、あんたの楽みだったよね。

「ふふーん、面白いんだもん」沙羅

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2時間はいたろうか。

沙羅を迎えにご婦人がやってきた。

私は沙羅に「さよなら」と言ってその場を離れた。

 

 

沙羅ちゃん、元気でね。

もし、お家が厭だったら「帰りたい」と鳴くんだよ。

でも、お家が快適なら、いい子にして可愛がってもらうんだよ。

さようなら。

 

 
 
 
 
 
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本日の昼ごはん

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明太子スパゲティーのトッピングに、

私は小葱を、MOURI には海苔を。

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本日の夜ごはん

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ケンミンの焼きビーフン、キャロットなんちゃら、

本日のスープは、鶏出汁に素麺と小松菜。

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ケンミンの焼きビーフンは好物です。

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「この味つけ、よく出来ている」と褒められたので、

「いやいやそれは、ケンミンさんに言っとくれ」と答えた。

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