昔、料理上手の上司・渡辺さんがこんなことを言っていた。
「食べた時の歯ざわりを揃えると美味しくなるのよ」
よそのお宅で供されて、閉口したのはバナナ入りサラダだったそうだ。
「バナナが悪いわけではないのよ、使い方によればありだと思う。
その組み合わせが酷いの。
バナナのぬるぬる、きゅうりのパリパリ、ちくわのクニャクニャ。
それが口の中でまじって、噛む時に複雑なことになるのよね」
この組み合わせ、食感だけの問題でもなさそうだけれどな。
師曰く。
コリッとしたものはコリっとしたもの同士、柔らかいものは柔らかいもの同士で作るのが秘訣。
なるほどそんなもんかと組み合わせてみたのがこれでした。
ちくわ、キクラゲ、たまねぎの麻辣炒め
ちくわとキクラゲのプリっと感が共通してて、
そこにいくぶん歯ざわりの残る固さのたまねぎ。
味は、醤油とみりん少々と麻辣。
それはそれは美味しく出来ました。
本日の昼ごはん
パンと目玉焼き、辛子キャベツ、コーンスープ
本日の夜ごはん
辛子キャベツ、おくらのドレッシング和え、おたふく豆
酢の物と冷ややっこ
ちくわとキクラゲと玉ねぎの麻辣炒め
飴色に炒めたたまねぎに、多少歯ごたえが残せたのは、
意識的に太目に切ったからだと思う。
ほうれん草のごま和えをプラスして、、、
ラストはいんげんの肉巻き
以上、緑と茶色の食卓でした。