今週のインプット状況 ( 備忘録 ) ひとりごと
フロス河の水車場も、ようやく1/3まで読み進むことが出来ました。
併読しているのは「鯖猫屋敷ふしぎ草子」「六の宮の姫君」「澁澤榮一傳」
このラインナップにちょっと偏りを感じ、仲間に入れたのが「完璧じゃない、あたしたち」でした。
が、「完璧じゃない~」は、最初の章で降りました。
面白いとか面白くないとか、くだるとかくだらないとかではない、
趣味に合わないというか、今読んでも心に沁みないという判断です。
本を降りることは、めったにありません。
降りた次のページに面白い出来事が綴られているんじゃないかと思ってしまうから。
しかし撤退する勇気も必要でしょう。
撤退といえば・・・
撤退といえば、今期のドラマはちょっと性に合わないものが多く、
「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」「アノニマス」「書けないッ!?」「青のSP」を降りました。
全部のドラマに目を通したわけではないが、雰囲気で観始めたドラマの中で
今回は、降りた確立が高いように思います。
我が家の好みと世の中の趣味がずれてきはじめたのかも知れません。
因みに今、面白く視聴しているのは「にじいろカルテ」「監察医朝顔」「青天を衝け」「天国と地獄 ~サイコな2人~」「六畳間のピアノマン」「俺の家の話」です。
これらは多分、最後まで観るだろうと思います。
「バイプレ」はなぁ・・・・。
降りるか否か考え中。ドラマ自体が名脇役の森の中で迷子になっている感じがします。
話を本に戻しますが、
難儀だと思ってた「フロス河~」これに結構 ハマってます。
イギリスの19世紀後半・ヴィクトリア朝のミドルクラスの世界が面白い。
実はこの本を読むのに、大きな助けになった映像がありました。
YouTubeにアップされている本国の映画です。 ( 何回かに分割されアップされています )
日本で公開されてないのでDVDもないし、YouTubeも、勿論 字幕なし。
読み終わった部分を映画で見ると「ああ あのシーンだな」ということだけはわかる (;'∀')
この映画で、原作のイメージが随分つかめました。
わからなかった主人公のタリヴァー家の経済状況も、この映画でわかりました。
勘違いしてたんです、水車場の主人で「〇〇しなさる」という古い言葉で翻訳されていたから、もっと身分の低い、貧乏人の家の話だと。
でも違った。
使用人を雇ってて、ミドルクラスの家の話でした。
貴族でもなく、労働者階級でもなく、この中くらいの階級の気質が結構ややこしい。
物語の中盤で、タリヴァー家は破産してしまいます。
主人公の父親 ( 当主 ) が、無茶な訴えを起こしたあげく、裁判で見事に敗訴します。
破産しても、親戚縁者に頭を下げられないという父親のお蔭で、この先一家はどうなっていくのやら・・・と、ちょっとハラハラするところに差し掛かっています。
その父親の様子、原文ではこんな感じ⤵
このように、不意に自分の立場をかえて、これまでと矛盾した態度に出るようなことを、えてしてしがちなのは、まさしくもっとも自尊心のつよい、もっとも頑固なひとたちである。こういうひとたちにとっては、自分は徹底的に敗けてしまったのである、だから、新たに生活をたてなおさなければならぬという、わかりきった事実に直面するくらいむずかしいことはない。で、ごらんのとおり、タリヴァーは一介の腕利きの製粉業者兼麦芽製造人であるにすぎないとはいえ、極めて身分のたかい人物ででもあるかのように、傲慢で、かつ、頑固であった。
前にもお話ししたけれど、
ジョージ・エリオットの状況説明はひとつひとつが長いんで、うざいと思ってしまったら終わりです。
しかしこの文中に「おお、なるほど」と乗っかることが出来れば、浸っていけると思います。
現時点、わたしにとって、この本はそんな存在です。
本日の夜ごはん
咳 ( 風邪(?_?)喘息? ) が抜けない私のために、家人が全部買ってきてくれました。
おお、自分ではなかなか買わないタイプのハムじゃ。
おいしいのう!
デリカの枝豆は、ちょっと水臭い風味だったので、
2人してプシプシと豆を出し、サラダに入れました。
さやから直接、口に入れるのと、具のひとつとして口に入れるのでは、
味も風味も違うものなのだと、不思議なことに気づいた次第。