Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ドラマ「日曜の夜ぐらいは ⵈⵈ 」

 

待ちに待ったドラマが始まった!

岡田惠和脚本作品「日曜の夜ぐらいは ⵈⵈ 」

 

 

まだ暗い、誰も起きていない早朝の団地

部屋の灯がつく

食事の支度と母・邦子 ( 和久井映見 ) の介助を淡々とこなし、あわただしくアルバイトに出かけていくサチ ( 清野菜名 ) に、邦子は何度も「ごめんね」を繰り返すが、サチは言葉を返さない。

 

冒頭のこのシーンだけで、サチの生活が煮詰まっていることがわかる。

 

樋口若葉 ( 生見愛瑠 ) は祖母の富士子 ( 宮本信子 ) とともに働くちくわぶ工場で、なんとなく社員たちに疎まれている。

タクシー運転手の野田翔子 ( 岸井ゆきの ) は、パッとしない営業成績で勤務を終え独り暮らしのアパートに帰って、缶チューハイを飲んでいる。

 

ここまでで充分。

三人の女性が鬱屈した日常を抱えていることがひしひしと伝わってくる。

 

なんて上手いんだ 岡田さん

ドラマの第一話を、どう持たせていくかは演出家と脚本家の力量にかかっている。

最回で説明臭かったりテンポが悪かったりするだけで、私は何本のドラマを離脱しただろう。

 

その点、岡田さんのドラマは違う、いつも安心して楽しませてもらえる。

岡田さんは説明過多にならないようにドラマをつむぐ。

最初は何が起こっているかわからなくても、次第に主人公の住むの世界に浸り、

彼らの気持に同化できる仕立ては、岡田さんが観る者の想像力を信じて書いているからだろう。

 



サチのバイト先はファミリーレストラン。

本部社員 ( 橋本じゅん ) の弱みを握るサチは「好きなだけシフトを入れさせるか、3000万円払うか」という風変わりな選択を彼にせまり、働き詰めの毎日を手にいれている。

 

その間、家で1人過ごす邦子の相手はラジオだった。

邦子は自分が参加するのは難しいと知りながら、ラジオ番組主催のバスツァーに応募し、

嫌がるサチを代理として送り込む。

 

ツアーには偶然、翔子と若葉も参加しており三人は同部屋になる。

 

距離をつめられない若葉とサチにぐいぐいツッコむ翔子

 

ツァー進行役のベテランリスナーの市川みね ( 岡山天音 ) は三人を静観

楽しそうな三人をスナップにおさめる

写真を見たサチは、自分の笑顔にとまどう

彼女の言葉が若葉と翔子の胸につきささる。

サチ「愉しむのダメなんだけどな」

翔子「なんでダメなの」

サチ「だって、楽しいと、楽しいことあると、キツイから

   普通の人はどうか知らないけど、私はキツイだけのほうが楽なんだよ

   なんも考えなければいいんだし、だからダメなんだよねこういうの、

   一緒にいて楽しい友達とかできると、キツイんだよ、よけいキツくなるんだよ」

 

そんなサチも、ツアーの終盤は朗らかに

 

翌朝

バスが解散場所に戻り、別れ際に若菜がライン交換を言い出すが

サチ「やめようそれは。

   最初はアレだけど、だんだん来なくなったりするのマジでダメだから私。

   だってそれは仕方ないし、それぞれの場所で生きているわけだから。

   だから。楽しかったからこのままで」

 

三人は抱擁してそれぞれの日常に帰っていく。

 

第一話では、三人が日常生活に戻っていくところで終る。

この三人がこれからどうなっていくのか、来週が待ちきれない。

多分、再会するのだろうし、唯一無二の関係になるのだろう、

いや、わからないけれど。。。

岡田さんはまた、切ない魔法をかけてくれるに違いない。

 

 

岡田作品の常連さん

このドラマには、「ひよっこ」の懐かしい顔ぶれが集結している。

 

 




 

 

本日の昼ごはん

明太子スパゲティ

 

 

 

本日の夜ごはん

 

最近はやっているのが煮びたし

コッチさんが「白だしは久原」とおっしゃっていたので使ってみました。

久原素晴らしいです! 魅了されました

 

山椒の葉の佃煮を作った残りの汁にニンニクを漬け込んで、

美味しいニンニク醤油を作りました。

それで炒めたシメジ美味しー

 

大好きなアーモンドでバーボン❤