Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

「膝モード」と「ご飯モード」のスイッチ

 

 

いつもより1時間ほど早くにゃんこの集会場に着くと、

となかさんが猫たちにご飯をあげていた。

 

他の子がパクパク食べる中、コタヌは皿を目の前にボーッとしている。

寝てるのか?

コタヌの背中にはスイッチがある。

そこをポチっと切り替えると「ご飯モード」になったり「膝モード」になる。

そんなスイッチがあることは、世話人さんたちは知らない。

となかさんもコタヌが食べないものだからお皿をサッサと片付け始めた。

 

「食べないなら、帰るわよ。また夜に来るからね」

となかさんはそう言って、裏口のほうに歩き出した。

 

コタヌは「ふぇ?」と言って、となかさんを追いかけた。

やっとスイッチが「ご飯モード」に切り替わったらしい。

 

時すでに遅し

となかさんとて、ずっと猫の相手ばかりはしていられない。

追いかけてきてコタヌに気づかずに、自転車にまたがって帰ってしまった。

 

コタヌ、遅かったね。

となかさんがいなくなった途端、

コタヌのスイッチは「膝モード」に変わった。

珍しいことがあるものだ。こんな時間にお膝なの?

「あん 膝 のる」

コタヌのことを凄く可愛がっている女性が、ちょっと仕事が来れないようで、

コタヌも寂しいみたいだ。

コタヌ、Yさん来ないと寂しいね。

「あん さびしい かも」

そうしていっとき、コタヌは膝でスヤスヤとくつろいだあと、

何事もなかったように森の中に去って行った。

 

 

とんとんの病院

明日は、となかさんが、とんとんを病院に連れて行ってくれる日だ。

とんとんを捕獲するのは、朝の世話人さんがしてくれることになった。

 

上から見ても、げっそり痩せている

 

Sさん、大好きでしょう?

明日は良い子で病院に行くんだよ。

なんか、耳が、、、、

病院、わかるのかな。言わなきゃよかったかな。

 

食べても食べても太れないから、

子猫のようなシュンとした顔になってしまったとんとん

どこが悪いのが診てもらって、薬を飲んで、早く治そうね。

みんな、元通りのぷっくりしたとんとんになるのを祈っているんだよ。