27日 土曜日に、感動することがありました。
ハタボウは本当に偉い子だと、あらためて思いました。
土曜日のにゃんこの集会場は散歩する人が物凄く多くて、
足を痛めたとんとんが心配で、いつもより早くに行きました。
「とんとん」
「とんとん」
いくら呼んでも出てきません。
とんとんの塒と思われる茂みを探しましたが見つからず、気配も全くない。
1~2時間、探し回りましたが出てきません。
だんだん心配になりました。
・・・・となかさんがやってくる時分は、あたりも暗くなりかける頃。
となかさんに「とんとんがいない」と話して、今度は二人で心配していました。
そこにハタボウが通りがかったので、ハタボウに言いました。
「ハタボウ、とんとんがいないの、探してくれない?」
ハタボウはひょえっという顔をして、とことこ歩き出しました。
ついて来て
ハタボウは私が付いてくるか後ろを振り返りながら、トコトコ歩いていきます。
茂みを越え、隣家の塀の隙間を覗いて ( 多分とんとんと呼んでいる ) ずんずん進みます。
やがて墓地の入り口にやってくると、こっち行ってみようと言います。
「ええ~、お墓を見回るの?」
ハタボウはどんどんと進みます。
あたりは真っ暗、こんな時期に肝試しをしなけりゃいけないとは思わなんだ。
塔婆がカタカタなる墓地を ずんずん一番奥まで行くと、ハタボウは立ち止まりました。
茂みの匂いをクンクン嗅いでいます。
「は、はたぼう、、、帰りたいよ~」
私は、ハタボウに断りを入れて、集会場に戻ろうと思いました。
「ハタボウ、ありがとね。でも私は帰るよ。
人間がここをうろついていたら、不審者だと思って警察呼ばれちゃうからさ」
小さな声で、ハタボウにそう言って、私は集会場に引き返しました。
しばらくしたら、ハタボウも戻ってきました。とんとんを連れて。
ハタボウは本当に、私の言葉を理解してくれます。
そして本当に一緒に探してくれます。
以前もそうだった
ツキグロさんが病気になり、お医者さんに連れていこうということになった日に、
ツキグロさんの寝ている場所を教えてくれたのもハタボウでした。
ハタボウ 君は本当に凄い!
ハタボウは、病気の子にはそっと寄り添い、
弱い子を守ってくれるスーパーマンのような雄猫。
ハタボウがいるだけで、何匹の子が救われてきたかわからない。
ハタボウ、これからもよろしくね 本当にありがとう❤
とんとんは、いくぶんまだ足をひきずっていますが、前よりはよくなっています。
土曜日は、少し歩けるようになったので、人通りの多いこの場を避け、
墓地の茂みに避難したのかと思います。
その位、動けるようになったので安心しました。
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