暮から元旦にかけてバタバタしてしまったので、にゃんこたちのところに行けませんでした。
可哀そうなことです。
自分の行ける時しか行かないなんて、本来はいけないことです。
人間だってご飯は毎日食べます。
にゃんこだって《ご飯をあげるときめたのなら》毎日あげに行かなくちゃいけないものなのに。
ごめんよ。
「いいの、会えるだけで」
マダグロさんはそう言ってくれたみたい。
「ご飯は、昼の人からもらったし、朝の人も来てくれたから」
ここいらのにゃんこは幸いなことに『ひもじい』ということを知らないで済んでいるようです。
それはエサの喰いつき方でわかります。
私には、膝に乗ったり、体をすりつけたりと甘えたくて集まってくるみたい。
「ご飯を先に食べなさい」といっても、にゃんこたちは《食い気より甘える方が大事》みたいです。
ハタボウも、地域猫とはいえないくらいのでっぷりさん。
飛んでくる姿も、ドタドタドタと音がするんじゃないかという感じ。
ハタボウが膝にスリスリすると、じゃいあんもすり寄る。
この二人は私の足元が定位置です。
「遅かったわねっ」とやって来たのが沙羅。
怒っているかと思えば、
尻尾もピンとして喜んでくれてるみたいで、ホッとしました。
沙羅にクンクンされているのは娘のミーシャ。
ミーシャはこの後、おっかないお母さん ( 沙羅 ) に、お尻をクンクンされて逃げていきました。
猫って面白いんですよ。
お尻クンクンされるのが凄く嫌いらしいの。
追っ払いたい方の猫は、フーとかわぉーとか言わないで静かに相手をクンクンする。
そうすると追っ払えるみたいです。
「ミーシャ、お母さんが先だかんね。
お母さんの気が済んだ頃、また出ておいで」
マダグロさんはこれでも御機嫌なんです。
隣でご飯を食べ始めたのはハタボウ。
グレゴリーがやって来ました。
「遅いじゃん、まるちゃん」
「なにさ、君の方が遅れを取ってるぞ、グレゴリー」
このあと、とんとん、カイさん、姉姫さん、ツキグロさん、パンニャ、コタヌがやってきて、
12匹に「あけましておめでとう」が言えました。
出てこなかったのは、ソソさん、棗、タノシロさん、奈津、さつま、ロミの6匹でした。
そそ さんをはじめ、出てこないのは人嫌いの怖がりな子たち。
今日はこの界隈、人通りが多いので引っ込んで寝てしまっているようです。
彼らのあいさつは、明日 出直してしようと思います。