Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

BOOKふるほん

百花文庫で島木健作『土地』を読む

百花文庫にハマってしまい、次に入手したのが、島木健作著 『土地』でした。 島木健作という方は、この本で初めて知りました。何の予備知識もないまま読みはじめ、どっぷりのめり込みました。 至極 読み易く、登場人物に対する表現が端的でわかりやすい。 主…

志賀直哉 『早春の旅』 『ジイドと水戸黄門』 『池の縁』

百花文庫で、志賀直哉著 『早春の旅 他二篇』を読了。 この本に収められている三つの短編は、お子さんたちとの様子を書いたものです。 直哉さんには、義理のお母さんが産んだ年の離れた兄弟たちがいます。 その兄弟のことや、祖母、実母、義母のことを、彼は…

幸田露伴『野道』でみる、野山の楽しみ方

幸田露伴の『野道』という短編を堪能し、40年前のことを思い出しました。 確か、場所は埼玉県秩父の正丸峠だったと思います。 ハッキリ特定できないのには古い話であるとともに、 こういうことをするのが日常茶飯事だったからです。 写真手前は、若かりし頃…

ヤフオクで宝物

最近、困ったものにはまっちゃいまして。。。 ヤフオクっていうんですか? 欲しい古書が結構 出品されていて、オークションデビューしてしまいました。 私が欲しいと思う古書は競争相手がいないらしく、100%で初期価格で落札できちゃいます。 セリというもの…

鎌倉 公文堂

鎌倉に行くと寄りたくなるのが、由比ヶ浜にある公文堂書店です。 鎌倉で一番古い古書店だとか。 流石に里見弴が住んでいた鎌倉の本屋さんだけあって、里見さんの古書も充実してる。 なんでもかんでも買える財力はないから、ガラス越しに眺めてばかりですが、…

講談社の絵本 ゴールド版

昭和30年代の“講談社の絵本”を、よく見かけるようになりました。 懐かしみを感じる人が多く需要が広がってきたのか、かなりの高値がついてます。 「ぶんぶくちゃがま」というと、この絵を思い出すし、私の「ちびくろさんぼ」は、この子です。 これらの本を見…

一生分

文字通り『本の山』 早稲田の古本屋「三幸書房」の若旦那 拓 (仮名) ちゃんが、ご厚意で届けてくれました。 宅配でいいって言ったんですが、それだと凄く高いからって。 m(__)m 「これ、読むの一生かかりそう」と言ったら、そんなことはないだろうとMOURI。 …

本の整理

週末に、筑摩現代文学大系が届くので、本の整理をします。 出るわ、出るわ。 もちろんコレは、ほんの一部です。 本棚の一番いい場所を占めていたのは、テアトロの巻末に付いている戯曲の切り抜きだったり、映画や芝居のパンフレットでした。 MOURIは、蔵書に…

旧朝倉家住宅の庭

寝ても覚めても、朝倉さんち(家)が忘れられなくて… やっぱり庭の方も記しておこう。 朝倉家の庭園の特徴は、崖のような急勾配をうまく使っていること。この写真だと平らに見える所までしか敷地がないように見えるでしょ? ところがどっこい! 石段を下れば、…

古書の軽さ

出先で本を読んでいて、ふと感じことがあります。 古書って軽くて持ちやすいと。 どうしてだろう・・・ 長い間に紙の水分が抜けたとか。。。ははっ、そんなことはないか。。。。 感覚的なものかどうか、計ってみました。 現在の本。333gもある。 昭和28年刊…

ビブリア古書堂の事件手帖 第6話

毎週、楽しみにしていたビブリアですが、正直言うと3、4話はダレた感じがしてました。 1、2話に比べてテンポが違うって言ったらいいかしら。鎌倉ロケも少なかったし。 ところが6話で盛り返したようです。 「こんな役で、この人 何かありそう ⵈⵈ 」と睨んでい…

ビブリア古書堂の事件手帖 第2話

ビブリア古書堂の事件手帖の第2話を見ていて遭遇した偶然に驚いた。たまたま読んでいた2冊の本が、ドラマに関連していたからだった。 一冊は『三浦一族と相模武士』で、88頁にドラマの舞台になった妙本寺が出てきたから。もう一冊は、ドラマの重要アイテム、…

ビブリア古書堂の事件手帖

フジテレビが、またまた鎌倉を舞台にしたドラマを作りました。 題材が #ミステリー #古本 #鎌倉 とくれば、超ドストライクゾーン! 見るしかないでしょう。 この世界、好きです。 古本がどーんと続く本棚がある、あんな家に住みたぁ~~い! 初見は内容を楽…

図書館について

荒崎で見た『荒崎の奇勝と歴史』という看板が気になっていて図書館通いをしています。 ところが、またしても住んでする地域の図書館に、探している本がありません。 読みたい本がない時は近くの区に借りに行ったり、取寄せて貰ってますが、 そうしなければな…

里見弴 著『桐畑』

この本は、1947年 ( 昭和22 ) 8月20日、桃季書院から発行されたものです。 題簽(だいせん) は、白樺派の同人で同い年の 長與善郎 の手によるもの。 見事です。 今年10月、早稲田の古本市で手に取り たちまち魅了された装丁で、 クタクタの和紙の手触りが心地…

森拓治 舞台出演作『白い夜の宴』

ウクレレ演奏家の森拓治先生が、その昔、民藝の舞台に出演したというお話を聞きました。 どのくらい昔の話かというと、1967年ですって。 45年も前の話です。 先生が懐かしそうに、その頃の話をされていた…と、MOURIから聞きました。 出演のきっかけは、民藝…

面影橋~穴八幡宮 戦利品も

( ※ 10月06日16:40のお話です ) 担々麺を食べてしまったので、いつもより沢山歩かなくっちゃ。 千登世橋の陸橋を降りてみます。 下は、明治通り。 千登世橋、綺麗な橋脚だな。 明治通りは都電と並行しています。 線路を渡って路地を歩こう。 何だか素敵なカ…