Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

反面教師

なにやらちょっと近づきがたい雰囲気です。

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奥の白いの ( コタヌ ) が、甥っ子のグレゴリーに説教されています。

 

「叔父ちゃん、いつも言ってるでしょう?

 どうして そう グウタラなんだよ。

 

 朝起きたらまず、お顔は洗わなきゃいけないんだよ。

 お顔ってのはね、自分でぺろぺろしないといけないんだ。

 それからどこに潜り込んでたの? 体じゅう真っ黒だよ。

   あのね、猫っていうのは綺麗好きじゃないといけないの。

 特に、叔父ちゃんのように白い毛のは、

 真っ白にピカピカに舐めとかなきゃ恥ずかしいんだよ。

 

 また 目ヤニなんかつけて。

 そういうのを、人にとってもらうのは恥なんだよ。猫の風上にもおけない態度なんだ。

 

 亡くなったおばあちゃんもよく言ってたな。

 叔父ちゃんがキチンとしてなかったからとても心配してたじゃないか。

 『あの子は、不詳の息子だわ。沙羅やちょいとはよく出来た娘だけれど』って。

 僕も甥っ子として恥ずかしい。

 

 それからさ、猫は寒い時は自分で丸くなって寝ないといけないんだよ。

 布団から枕から掛け布団まで持ってきてコタヌ叔父ちゃんを《だらく》させたのは、

 人間だ。

 《だらく》っていうのは、悪いことなんだろう?

 『猫にあるまじきこと』って、いつかまるちゃん 言ってたもん。

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  僕もね、一回だけ、あの布団の上に乗ってみたことがあるのさ。

  布団は、落ち葉のベッドよりずっとずっと温かいね。

  僕もウトウトしちゃったよ。

  でも、その時思ったんだ。

  いけない。こんなことしてたら叔父ちゃんみたいに《だらく》しちゃうって。

  だから、勇気をふりしぼって布団から降りたんだ。

 

  叔父ちゃん、頑張って生きようよ。

  僕たちは《野生の子》なんだよ。

 

  それからね。。。。」

 

グレゴリーの説教は、まだまだ続くみたいです。