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あたりに教えてくれそうな人…あっドアマンさん。 「綺麗な花ですね、なんていう木ですか?」 「マロニエです。栃の木とも言いますか」 |
所用で御茶ノ水に来ました。 MOURIの用事が済むまで、辺りを散策。 ここが有名な山の上ホテル。
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マロニエの花なのか。
見上げると、緑のトンネル

ホテルの手前右に、ちょっとした空き地がありました。
「公開空地」という看板。
面白い表現だなぁ公開空地なんて。立ち入っても叱られない場所っていうことよね。
敷地内の“公開空地”の部分が色分けされてるの。

山の上ホテルの本館に沿ってぐるっと廻り込んだところに、愛らしいオブジェがありました。

案内板をサボテン型にしてしまう発想、いいじゃないですか。
本館の壁面には、HILLTOP HOTEL と山の上ホテルという二つの看板が付いてます。

ホテルの開業は1954年(昭和29年)。
ホテルの名前は、GHQの接収時代にアメリカの女性兵士・軍属の間で愛称「Hilltop」に因んで付けられたんですが、創業者は「丘の上」を、敢えて「山の上」と意訳したんだそうです。
この辺りは起伏に富んだ地形で、坂を登ったかと思ったら、もう下り坂。
確かに山の上のホテル。

本館正面をぐるっと回ったところにも入口。
「HillTop Garden」って、ホテルの庭に続く出入口なのかしら?
フェンスや照明や、彫刻などの調度品が古くて素敵。
錦華公園

公園の広場は階段を降りた所。
山の上ホテルから、かなり下りました。


夏目漱石が通っていたという錦華小学校 ( 現 千代田区立お茶の水小学校 ) の脇を通って…
ここまで来たら神保町は近い。さて古書店めぐりでもしてみるかな。

御茶ノ水、山の上ホテル界隈の地形は面白い。
じゃ。古地図サーフィンしてみる。
これが現在の地図です。

山の上ホテル、錦華公園、小学校の位置関係がわかります。

明治の頃を見てみると…
山の上ホテルの場所は昔、東京鉄道會社運輸課だったようです。

丘陵跡は、下の地図にも見られます。
1880年 ( 明治13年 ) の様子。
山の上ホテルは、小松宮邸だった。

更に200年前の地図。
橋の数も違うし、道も変わっているから正確にはわからない。
でも、方向と距離で考えるに○あたりではないかと思うんだ。

増捕江戸大絵図絵入 表紙屋市良兵衛 延宝9年(1681)
古地図サーフィン、これだから面白い。
やめられません (;^_^A

