上田の母のところに行くことになりました。
今回は病院のドクターとちょっとした相談だけなので一泊です。
いつもは車か新幹線で行くのですが、
前々から気になっていた高速バスを利用してみたいと思います。
上田行きは、
新宿バスタからだと一日一便夜だけしかありません。
帰りの便は、早朝の一便のみなのでなかなか難しい。
とりあえず行きだけ、バスを予約することに。
初めてなので下見に早くやってきました。まだ十分時間がある。
今日は関東・甲信越地方に大きな台風が近づいています
時間をつぶすにも外は大雨。
ディーンアンドデルーカで軽く夕食をとります。
1時間半後。
ようやく暗くなってきました。
新宿バスタのインフォメーションのよると、
行先によっては欠便が出はじめたらしい。
同じ長野でも「松本」は欠便と決まった様です。
上田は大丈夫なのかな、ちゃんと出発するかしら。
上田は関越、松本は中央自動車道を通るみたい。
雨脚がどんどん強くなってきました。
上田行きがやってきました。
トラビスジャパン ( フラワー観光 ) は、
トイレはついていないそうです。
なので、途中で2回ほど
サービスエリアに停車するんですって。
上田駅に着いたのは、23:38。タクシーに乗り換えて母宅に着くのは午前様か。
やっぱりちょっと、、、リーズナブルだけど、しんどい時間です。
一夜明けて
ドクターとの打ち合わせをすませ、コメダ珈琲でちょっと休憩。
スマホをいじっている間に
長靴のクリームが大変なことになってしまっていました。
それにしてもコメダの生クリームは美味しいのう。
ここの生クリーム、他店とどこか違うんですよね。
たまに無性に食べたくなります。
今日もそんな感じ。
もしかして、疲れているのかも知れません。
もう一件、
上田市役所に用事があって
やってきました。
ここは市役所の近くにある
大手門公園。
地理的に
興味深いポイントです。
右上の地図をクリックしてご参照を。
ここは上田城にとって重要なポイントです。
ここは大手門があった場所で、
上田城の正面にあたります。
門といっても
城門は造られていなかったらしい。
道がカーブしていますが、
昔ここに鈎の手状の石垣があって、
その石垣から敵を防いだようです。
城下町に無数にある水路 ( 川 ) も、
防御に大切な役目をはたしたとか。。。
「赤松小三郎遺髪の墓」
幕末、諸外国から開国を迫られ世情が不安定になりました。上田藩士赤松小三郎は、この難局を救うには公武合体 ( 朝廷と幕府が一緒になること ) をし、新しい政治体制を取り入れるべきと幕府に申し立てをし、近代国家誕生に大きな影響を与えました。その小三郎の髪の毛を埋めた墓が、月窓寺境内の墓にあります。
小三郎は、天保二年 ( 1831 ) 上田藩士芦田官兵衛の二男として木町で生まれ、清治郎といいました。嘉永元年 ( 1847 ) 十八歳の時に江戸へ出て勝海舟に数学・測量・天文・蘭学や様式砲術などを学び、同七年には赤松弘の養子となり、文久元年 (1861 ) に小三郎と改名します。
小三郎は、語学にも秀でていて、慶応二年 ( 1866 ) に『英国歩兵練法』を和訳し ( 上田市立博物館蔵 ) 、日本の兵制の基礎確立に貢献し、今でもその一部が用いられています。
京都で栄式兵学塾を開いていたとき、薩摩藩主島津侯から講師として迎えられ、そのときの教え子に東郷平八郎や上村彦之丞に、明治の海軍の英才たちがいました。しかし、慶応三年 ( 1867 ) 九月三日、京都の伏見から所用で帰る途中、幕府の協力者と疑われ、待ち伏せていた薩摩藩士桐野利秋らに襲われ亡くなりました。享年三十七歳でした。遺骸は京都黒谷の金戒公明寺に手厚く葬られ、その後 遺髪は上田に送られ、この地に葬られました。
小三郎は、一般には洋式兵学者として知られていますが、政治思想史の上でもも有名で、幕末のすぐれた先覚者でもありました。墓は総高一メートル余りで、正面に「良鑑院松屋赤心居士」と小三郎の法名がやや深みのある彫り方で刻まれています。
平成十六年十二月八日上田市教育委員会
上田市内には至るところに古い素敵な建造物が沢山残っています。
市をあげて映画のロケ地招致にも力を入れているため、上田の街並みは多くの映画に使われています。
古いところでは「犬神家の一族」。
最近でも「青天の霹靂」「るろうに剣心」「私は貝になりたい (中居正弘 )」などなど。
上田フィルムコミッション (下記) を見れば、「あの映画もここだったの?」と驚かれると思います。
「母が上田に住んでいる」といっても、上田は私の故郷ではありません。
数年前に義父 ( 故 ) と母夫婦が仕事場として住みついた町。
上田は長野県でも雪が少なく、人も温かく、とても住みやすい町で、
母はこの場所を離れがたいと言っています。
そんな縁で私も、何回となく通っている町ですが、街を歩けば沢山の発見があります。
今回は一泊で、短い滞在時間でしたが、それでも二か所ほど名所を見つけることが出来ました。
さて。
用事も済んだのでそろそろ帰路につこうと思います。
帰りは小諸から高速バスで帰ることに、、、
上田の駅前
遠くのビルの屋上にビアガーデンを見つけました。いいなあ ww
駅前のお蕎麦屋さんで、そばでもすするかな。
小諸へは、しなの鉄道を使います。
以前このホームに来た時には、NHK大河の「真田丸」が放送中だったので、
大音量で真田丸の音楽が流されていましたが、放送も終わり、今は静かなものです。
そういえば、前回このホームにいた時丁度「六文銭列車」が到着していたので、ビデオに撮ってユーチューブにアップしたんですね。
そしたらバッグに流れていた真田丸の音楽が「著作権」に触れ、注意勧告を受けました。
真田丸の音楽を流していたのはしなの鉄道さんで、たまたま映したビデオの音声に入っていただけなのにと、文句を言いましたら、著作権の勧告は撤回されました。
ユーチューブの「著作権」って何だろうと思いましたっけ。
下 ⤵ がその時のビデオ
地方の路線に行くと、美しい電車にドキドキします。
電車オタクではないけど、美しいものは美しいと思う。
小諸駅に到着
バスが来るまでまだ20分ほどあります。
駅の構内が無人の野菜売り場になっていました。
お土産に野菜を少し買って帰ります。
そろそろ陽がくれていく頃
広場にリンゴの木がありました。
夕焼け 綺麗だ。
さあ、バスが来た。
帰りのバスはトイレ付。
会社が違います。こちらの路線は一日に6便くらいあるようです。
時刻表を見て、丁度よいのがあったら、
今度は新宿~小諸の高速バスを利用する方法も検討します。
だって。
バスの方が安いし、乗っている間に本も読めますからね。
上田に通うには良い方法かも知れません。
以上 上田一泊 備忘録でした。