ちまこさんの献立は、いつも美味しそうなものが並びます。
先日紹介されていた「ごぼうと人参のスープ」にも深く感銘を受け、挑戦してみました。
ありゃりゃん。作り手が代わり、器が違うと別ものだ。
ちまこさんは、あさつきをバッテンにして飾ってらしたな。
私の方は、出窓のイタリアンパセリを乗せたら、、、、すぐ沈んだ。
見た目は酷いですが、味はもうもうもう、大感動です。
本当に、滋味深い。
ちまこさんはBlogにこんなことを書いていらっしゃいました。
「簡単!お手軽!短時間!」というレシピとは全く違います。
でもね、食べるってそんなに手を抜いて済ませていいことなのでしょうか?
私たちの体は、食べ物から作られている。
コレハ、マチガイノナイジジツ。
そうであるなら、出来る時だけでよいから、手をかけて体によいと思える食事を作ることが大切なのではないでしょうか。
全く同感です。
最近のレシピには「時短、簡単」が売りになっているものが多すぎると思うのです。
それってアメリカの影響なのかしら。
昔の日本人はもっと手間を惜しまずに料ったように思います。
もし、手間をかけたものと、かけないものが同じ味ならば、手間なしに越したことはない。
でも。
「手間をかけただけのことはある」というのが日本人の料理の本髄ではないのかな。
ちまこさんの献立を見ていると、いつもそれを実践しているように感じます。
そして以下の文章も、素敵なお話です。
お店の味を真似した、しっかりとした濃いめの味付け。
だしの素やスープの素を使った、味付け。
こんな味付けの食事ばかりしていては、舌は鈍感になるばかり。
たまには味覚をリセットして、素材の味を確かめてみてはいかがでしょう。
そんなちまこさんが、次には「胃に優しいお献立」を紹介して下さいました。
昆布と干し椎茸のお出汁をスープになさるとは。
我が家の出汁といえばまさに昆布と干し椎茸。
冷蔵庫には、常にストックしてあるもの。
早速作ってみました。
蒸すんですね。
じゃ蒸し器でやってみましょうか。
上の蒸し段に、出汁に使った昆布と干し椎茸を置いて、、、
下の鍋に、出汁を入れて。火にかける。
くつくつくつ。
部屋に、昆布と椎茸の芳醇な香が漂う。
匂いがごちそうって、こういうことなのか。。。
・・・・・・・・
ところが、ちょっと目を離したすきに煮詰め過ぎて焦がしてしまいました。
失敗です。
この続き、いや、このスープは一からやり直し。
くーっ 悔しいけれど、明日またこの芳醇な香りが楽しめると思うと嬉しい。
・・・って、たぶん、やせ我慢にしか聞こえませんよね。(-_-;)
そうです「武士は食はねど高楊枝」
そして翌日
完成~!!!
昨日は、蒸し器の上に出汁を取った昆布と干し椎茸を置きましたが、
意味がないかと思い直し、出汁の中に入れて蒸すというか煮るというかしました。
色はこんな感じでいいのかな。
実食
ほぉぉぉぉぉぉ~
五臓六腑にしみわたる。
なんて優しい味なんでしょう。サラッとしながら濃密な仕上がり。
干し椎茸の香りが鼻孔をくすぐります。
静かにのみ干すと、体中がホワっと温まってきた。
これが「本当に胃が弱った時に飲むスープ」なんですね。
いや~まいった。
いつもの我が家の出汁が洋風に変った瞬間です。
ちまこさん、ホントにこれ美味しい!!!
どうもありがとう。ごちそうさまでした♡