代々木八幡のこの店に、いつか入ってみたいと思っていた。
大野屋さん、、っていえば、駅の反対側にも同じ名前の店があったなあ。
姉妹店だったりするのだろうか。
店内は小ぎれいな感じで、お酒も並んでいます。
夜は居酒屋さんになるのかしら。
初めての蕎麦屋では大抵、たぬき蕎麦 ( 夏なら冷やし ) を頼んでしまう。
ところが、店員さんが面白いことを言います。
「本日は特別デーで、
おそば全品イカ墨を練り込んだ麺なんです。
+100円なんですが、よろしいでしょうか?」
? ? ?
何を言われているのか理解するまで時間がかかりました。
情報量も多すぎて。。。。
今日は普通の蕎麦ではないということはわかった。
いつもの価格より100円高いこともわかった。
だが。。。イカ墨を練り込んだ蕎麦というのが一体なんなんだ。
「 ⵈⵈ あっ、そうなんですか。
ⵈⵈ そうですね、わかりました。それじゃその麺で冷やしたぬきを」
冷やしたぬきにイカ墨が合うのか合わぬのか、さっぱりわからん。
こんなことも、そうあるまい。年に何回かといってたじゃないか。
出会いがしらの事故 ハプニングを楽しんでみるか。
配膳された、イカ墨の冷やしたぬき
ちょと引きます w
ビジュアルは、うーん。インパクトは大。
蕎麦を持ち上げてみた。
美味しそう、、、とは、ちょっと言い難い ww
ご店主がどうしてコレを考えたのかは謎ですが、これも何かのご縁でしょう。
味は。
ⵈⵈ なんだかわかりません。
イカ墨というから、臭かったりするのかと思いましたが特別匂いは無し。
食感は、ふつうの蕎麦よりいくぶんプキプキ感がある。
目をつぶって食べてみた。
やっぱり、蕎麦の風味はありません。
じゃ何の風味かと言われても わからない。
《邪道》と片付けてしまうのは簡単だが、変わっていて面白いとかいう人もいるでしょう。
美味しい思う人だっているハズ。好みがあるもの。
右テーブルに、テンション高めの奥さんが旦那さんと来店して、
「今日は特別デーで…」というお店の人の口上に、食いついた。
「わっ~嬉しい~~。奇跡だわ~。
私っ 前も偶然入った日が特別デーだったの」と、はしゃぎまくる。
配膳されたイカ墨パスタいやイカ墨蕎麦を、ワイワイ騒ぎながら食べ始めました。
そのテンションの高いこと、ちょとうるさい。
そこに男性2人が入店。奥さんの隣のテーブルに着席する。
男性に、店の人の口上があると。
「どうする?」「やめようか」と席を立ちました。
女性は口がパクパクして彼らに話しかけるチャンスを狙ってる。
男性と目があったら「美味しいですよ」と言いたくてたまらないみたいです。
2人が店を出ていってしまうと、お店の人に「もったいないのにね、美味しいのに」と、
帰ってしまったことをなじり出しました。
流石に旦那さんに「うるさいよ。人それぞれ好みがあるんだから」と叱られてました。
いますな、こういうテンションマックスレディー。
所かまわず、自分の意見を押し付けるというか自己主張が強くて、
「よかれかし」なのが余計に始末におえないタイプ。
もし彼らに話しかけるチャンスが出来たら「美味しいですよ。食べなきゃ損」くらいのことを言うのでしょう。
そしたら、その人たちも帰るに帰れず困るだろうなあ。
普通の蕎麦を食べたいと思って来た人だっているはずなのに ⵈⵈ 。
旦那さんが、すんでのところで留めたのはわかる。
食べ終えて外に出たら、入り口に貼り紙ありました⤵
ほとんどの人が、これに気が付かず入店しているようでした。
「令和元年、記念変わり切りそば」
変わり蕎麦の日は、ちょい変わった人にも出会えた日でした。
因みに、お店は夜、お酒に合う料理も追加して楽しめるようです。
気になるお店は、いくつもあります。
大野屋さんの並びのこのお店もずっと気になっているお店。
なかなか機会がないんですが、いつの日か。。。