6月26日のあさイチで夢の3シェフが「オレのカレー」を披露してました。
イタリア料理の落合さんは、
少量のお餅と野菜からとろみとコクを引き出した「鶏むね肉と野菜のさっぱりカレー」
日本料理の中嶋貞治さんは、
「かえし」を使って、あっさりなのにうまみたっぷりの「魚介の和風だしカレー」
中国料理の孫成順さんは、
調理時間たったの10分! 香り高くスパイシーな「マーボーなすカレー」
どれも美味しそうだったので、隣のおじさん ( もうさん ) に聞きました。
「ねぇ、どれがいい?」
それだけで今日はカレーだとわかったらしい。
しかし、選びかねて答えがありません。
だったら あたしのカレー
決めかねるというのなら、いいとこどりで作ってみよう。
注目したのは落合シェフの「ソフリット」です。
ソフリットというのは、イタリア料理の基本技なんですって。
細かく刻んだ野菜をオリーブオイルできつね色になるまで炒めたもので、
これが上手なら美味いイタリア料理が出来るんだって。
ミートソースにも、ビーフシチューにも、カレーにも使えるものだそうです。
上と下の写真、違いはわからないでしょうが、5分経過したもの。
落合シェフは、「かき回さないでほっとくように」と言っていました。
焦げるのが心配ですね、でも野菜の水分でほっておいても焦げないんだって。
万が一焦げたとしてもそれがいい出汁になるからいいんだって。
理由はね、
こまめにかき回すと、鍋の中の温度が下がってしまうから。
火を入れてる最中の具材の温度が下がると、出来上がりが美味しくないんだそうです。
ソフリットは、たまねぎ・にんじん・セロリが基本ですが、
今回、落合シェフは、たまねぎ・セロリ・椎茸を使ってました。
大量 ( 1パック分 ) の椎茸が入っているんだもの美味しいにきまってる
《孫シェフからは、ナスにヒントを貰いました》
茄子の皮の色は綺麗でしょう? だからいつもは皮つきの茄子を使いますが、
カレーに入れる時には皮の口ざわりが悪いから、剥いちゃうんだそうです。
皮をむかれた茄子は、これまた油で炒めるんですが、
孫さんは落合さん同様「茄子をさわるな」と言っていました。
理由も同じ。
フライパンの茄子をいじると温度が下がって時間がかかるばかりでなく
美味しく仕上がらないんだそうです。
《中嶋さんからは、バルサミコ醤油をヒントにしました》
バルサミコ醤油とは、しょうゆとバルサミコ酢を各大さじ2ずつ合わせて煮詰めたもの。
これがカレーに良いアクセントになるのは、想像しただけでもうなづける。
こうやって、3シェフのいいとこどりをしたのが「あたしのカレー」
いいとこどりの結果は、すさまじく酷いものになることだってある。
どうだっ
おいしーーーーーーーーっ
ソフレットの椎茸と、皮むきして丁寧に火がはいった茄子と、バルサミコ醤油のお蔭で、
いっとう美味しいカレーが出来ました。
本当に「今までで一番うまい」そうです。
是非、お試しくださいませ。
オリジナルレシピは、こちらです⤵
皆さんもこちらを参考に、自分だけのカレーを作ってみてはいかがでしょうか。
今日のもう一品
参鶏湯スープ