あさイチ「解決!ゴハン」でとても美味しそうなしじみの料理を紹介していました。
シェフはイタリア料理店オーナーシェフの濱崎龍一さん。
しじみというと、味噌汁くらいにしか発想がいきませんでしたが、
あんなにいい出汁が出る食材だもの、使わないと勿体ないです。
ということで早速作ってみました。
オリジナルは海老が入っているのでカラフルですが、私のは ただの緑。
切り方も違いました。
オリジナルのアスパラはもっと大きく、乱切りでした。
この料理のポイントは、しじみを半日冷凍したものを使うこと。
(オリジナルのレシピは末尾に書いておきます)
かなりオリジナルとは違うけど、これはこれで滅茶苦茶ウマい!!!!
黒コショウをガリガリ振って食べました。
ご飯を少し入れるのもアクセントになって美味しいし、体が温まること必至。
健康的だし、今いちばんの春野菜をふんだんに使って素晴らしい。
しじみの殻はありませんのよ、シノワで漉してエキスだけを使ったものですから。
番組で柴田理恵さんが「 ( 勿体ない ) しじみの身も入れたいな」と言っていらっしゃいましたが、
シェフから却下されてました。
しじみを冷凍するというのは、しじみの細胞が壊れ旨味がアップする。
だけどその代わりに、しじみの身からは全部出汁が出きってしまうから、
「入れなくてもいい」ということのようです。
柴田さんのように、身を捨てるのに抵抗がある人もいるでしょうが、
シェフにしてみれば出がらしは必要なしということのようです。
しじみで思いだしたのがビートたけしさんの話。
たけしさんは足立区の生まれ。
「職人のせがれで貧乏だった」とご本人。
でもお母さんがよく言っていたんですって
「しじみの身なんか、ちまちま食べるもんじゃない」と。
所帯を持って奥さんが、味噌汁のしじみの身をひとつひとつ丁寧に食べているのを見て「あれっ」と思った。
どちらがどう ということではなく、食習慣は育った環境で様々なんだなと印象深い話でした。
しじみの身を綺麗に食べる人あり、食べない人あり。
私はその時の気分ですが、さてあなたはどちらですか?
春野菜のしじみスープ煮のオリジナルレシピ
作りやすい分量 |
しじみ…500g、水…500ml
A
にんにく…2かけ、赤とうがらし…1本、イタリアンパセリ…適量
グリーンアスパラガス…4本、そら豆 ( さやなし)…100g、春キャベツ…60g、新玉ねぎ…45g、
セロリ…30g、海老 ( 殻つき )…6本、ごはん ( 温かいもの ) … 60g、オリーブ油…適量、塩…適量
作り方 |
前日の準備.しじみは塩抜きして洗い、半日以上冷凍する。
1.春キャベツは7㎜四方、新玉ねぎ・セロリは7㎜角に切っておく。
海老は殻と尾を外し、小さめの一口大に切り、塩少々する。
ごはんは水でサッと洗い、ぬめりをとる。
2.鍋にオリーブ油 ( 大さじ2 ) とAを入れ、弱火にかけて香りを出す。
1のしじみと水を加えて強火にし約6分煮る。
3.グリーンアスパラガスは硬い部分を取り、下半分の皮をむいて1㎝の長さに乱切りする。
そら豆は皮をむく。
鍋に湯をわかし塩少々加えて、グリーンアスパラガスとそら豆を45秒間茹でる。
冷水にとり、粗熱をとって水切りする。
4.フライパンにオリーブ油 ( 大さじ1/2 ) を熱し、強めの中火で 1 の海老を炒める。
赤くなり始めたら玉ねぎを加えて炒める。
玉ねぎに透明感が出てきたらセロリ、キャベツ、 3のグリーンアスパラガスとそら豆を加え、
サッと炒め、弱火にする。
5.2のしじみ汁のアクを取り、紙タオルをのせたザルで漉して 4 の野菜に加え、強めの中火にする。
1 のごはんを加えて混ぜ合わせ、味をみて塩を加える。
6.器に盛り、オリーブ油を適量かけて出来上がり。