にゃんこの集会場の美魔女猫・姉姫さんが虹の橋を渡られたようだ。
姉姫さんはここで一番 長老で今年18歳になる。
秋祭りのあと、姿を現さずに5日になるから「亡くなったんだろうね」という話になってきた。
家猫と違って地域猫は死期が近づくとひっそり姿を消す。
世話をしていても最後を看取れないのが辛いが、これは仕方がないこと (´;ω;`)ウッ…
2016年 10歳頃の姉姫さん
歳にはみえない美しい猫だが、ここ数年は流石に痩せてゆっくり歩くようになった。
世話人さんたちも「今年の冬越せるかしらね」と、ここ何年も言ってきた。
だが食欲が一番旺盛で頑張ってくれていた。
私が撮る写真も殆どご飯を食べている写真。
「なあにそれじゃ私が食いしん坊みたいじゃない」
いやいや、姉姫さんがしっかり食べてくれるから、みんな安心して嬉しく思ってるのよ。
「そう? それならいいんだけど」
晩年は、皆がご飯を食べる場所の脇でこうしてくつろいでいた。
枯れ葉と同じ色なので、動かないと気づかないねとみんなで笑っていた。
完全に寝入ってしまうと、通りがかった人も「死んでしまった?」と驚くらしく、
寝息でお腹がくうくう動くとホッとしていた。
こんな光景もあった
2016年 ジャイアンに威嚇されてる姉姫さん
沙羅に威嚇されている姉姫さん
じゃいあんも沙羅も少し意地悪をするが、一番年上の姉姫さんにこれ以上悪さはしない。
みんなが姉姫さんを「美人さん」と言うので嫉妬してちょっかい出してるだけ。
2021年はぷっくりしていたなあ。
実は、姉姫さんが亡くなったかどうかで、
集会場の世話人さんたちに不穏な空気が流れてしまった。
最近世話をしに来る新人さんに、ひとり圧の高い方がいて、
ここの猫のあり方について色々と問題提起をされていた。
「こんな悪環境で飼うのは虐待です」
「みんなで引き取って世話するべきです」
「なみさん行動力なさすぎます!」←これには泣いた💦
そんなことはわかっている。
そう出来ない理由がそれぞれの家庭環境 ( 既に何匹も家にいる・世話する本人が高齢 ) にあり、
猫の性格にも適応するしないがあるからだ。
猫によっては家猫になった方が幸せになれる子もいる。
だが反対に、長年の野良暮らしに慣れ、家に順応できないタイプの個体もいる。
雌猫に特にあるケースなのだが、18歳の姉姫さんは病院に連れていくことすらできない
※ ショック死の可能性
《家で飼うのは理想。だが全ての猫が捕獲したり、病院に連れていけたり、
家で幸せに暮らせるとは限らない》
というのがここで長年世話をしてきた人たちの考え方だった。
姉姫さんの場合は、ここで自然に最期を迎えさせるのが一番だという話で同意していた。
しかし、新人さんはそれが納得がいかないらしく、
自分では引き取れないのか、色々な人に声がけをして姉姫さんの捕獲を計画していた。
そんな動きがあったので《黙って連れ去ったのではないか》と疑念を持つ人が生まれた。
私は、姉姫さんが姉姫さんの意思で姿を消したと思っている。
だが長老の世話人さんは、疑念を捨て去れないようだ。
一番長く手厚く面倒をみてきただけに彼女は「死んでしまった」と思いたくもない気持ちも手伝って、複雑な心境。彼女は今も姉姫さんの帰りを待ち続けている。
「となかさん、私のことはもう心配しないでね。今までありがとう」
そんな声が聞こえてきそうだけれど、
彼女が納得できるのには、もう少し時間がかかるのでしょう。
それくらい姉姫さんを愛していたから余計です。
別れは辛いものです。
そして。
大勢の人で意思統一をはかるのは本当に難しい。
それぞれに愛し方があるからです。
本日の昼ごはん
揚げナスのお味噌汁にハマっています(;^_^A
本日の夜ごはん
長ーいアスパラを買ってきて、肉巻きにしてとリクエストがあった。
いいけど、長いのは切らなきゃいけないからね。と一応言っておいた。