先日の『さざなみのよる』に続き、
木皿 泉 著『昨夜のカレー、明日のパン』を読了しました。
『さざなみのよる』 ( 2018年刊行 ) より2年前、2013年に刊行された木皿さんの処女作です。
読み始めてみると、さざなみ~より失礼ながら多少、拙い気もしました。
が、それは最初の章だけ。
次の章から筆が乗ってきた感があり、最後までサクサク読めました。
あとから知ったのですが、この作品はとても難産だったそうです。
第1話「ムムム」を脱稿したのが、2004年9月。
翌月、木皿さんご夫妻の旦那様・和泉さんが脳出血で倒れ、奥様・妻鹿さんの介護の日々が始まります。
そして2話目以降はストップ。
2話目「パワースポット」が出来たのが7年後の2011年8月。
最後の8話目「一樹」が完成したのは2013年1月と、8年の歳月を有したのだそうです。
どおりで、、、といっては何ですが、
最初と最後で筆力が違うように感じたのは、そんなことからなのでしょう。
【内容】
この作品の舞台は、庭に銀杏の木が一本ある、古い一軒家・寺山家です。
寺山家の住人は、7年前に夫・一樹を癌で亡くしたテツコ ( 28歳 ) と一樹の父。
つまり二人は義理の仲。
テツコは、死んだ夫の父親を「ギフ」と呼んで同居しています。
血のつながらない二人の生活について、テツコと結婚したいと思っている岩井さんは、
「変だ」と言いますが、それでもテツコはその生活をやめるつもりはない。
物語は、そんな三人の日常を中心に、一樹の幼馴染、従弟、テツコの友人などが絡んで進みます。
この作品は、木皿泉さんの処女小説ですが、翌年にはドラマ化されました。
『さざなみのよる』を読んだ時に「この小説はドラマ化が難しい」と思ったのに比べ、
『昨夜のカレー~』は、そのまますぐにドラマ化に出来そうに思いました。
さざなみが、登場人物の心の奥底を文章化しているのに対して、
昨夜は、登場人物の行動や言葉が文章化されているからだと思います。
そういう観点から本の好みをいえば『さざなみ』に軍配があがりますが、この作品も十二分に面白い。
木皿泉さんは流石、悪い人がいなくても話を作れる人なんだなと感心しました。
ドラマ化の出演者を聞けば、おーなるほどと頷くキャスティング。
私はまだドラマ観ていないんですが、年内には是非観ます! 楽しみです!!
今日のにゃんこたち
ロミ君の後ろ姿です。
ご飯を食べ終わったら、サッサと帰るって。
今日は愛想がないね、ロミくんたら。
寒くなってきたので、にゃんこの毛も密になりました。
お外の子はそうじゃないとね。
いつも思うんです、猫になったことがないからわからないけれど、
猫って、体はフサフサの毛だけれど、足は寒そうだなと。
冷たい石に直に触れる肉球、寒くないのだろうか。
「だいじょうぶよ、わたし、強い子だから」とミーシャは言ってます。
「僕はねぇ、お膝がいいんだ」と言うのはコタヌさん。
私が行くとこ行くとこついてきたと思ったら、
座った途端に膝に乗りました。
「うーーん、あったけー」
熱いお風呂に入って「うーーーっ」と言ってる人間みたいな顔だ。
至福の時の顔なのはわかるが、やっぱりぶちゃいくだな君は。
まあ、そこが可愛いんだけど。
本日の昼ごはん
ツナマヨパスタ、紫蘇かけ
10年物の梅干しと一緒に干した紫蘇をふりかけてみました。
ゆかりですね、自家製の。
マヨネーズとの相性バッチリ、いいアクセントになってます。
本日の夜ごはん
今日はクリスマス、よく見たら昨日とほぼ一緒のメニュー
これも昨日作ったサラダ
これも昨日からも持ち越しのマカロニグラタン
申し訳ないので、買い足したものがある。
ひとつはコチラ、ミチョリパン
ミ・チョリパン ( Mi Choripan ) というのはアルゼンチンのソウルフード。
井の頭通りの代々木上原の信号近くにあるお店で作ってもらいました。
こんなお店⤵ YouTubeにありました。
もうひとつ買ってきたのが、クリスマスケーキ
昨日は、あきらめていたんですが、にゃんこの集会場からの帰りに寄り道して
違うお店でゲットしました。
たまにはいいっしょ、ホール
このお店は去年も食べたけれど、とても美味しい。
ホールは最後の一個でした。
上等ないちごを使ってます。
やっぱり、ケーキあって嬉しい。
「そうかぁ?」と言われましたが、美味しいものは逃してはいけません。