スーパーのパックではなく、肉屋さんの珍しい包み方のこれは、鶏専門店で購入したもの。
なんこつ入り 鶏つくね ゆず風味
食料の買い出しで練馬IMAに行くと、肉は全部日南という店で調達していたのだが、
そのはすっかいに、鶏肉専門店があるのが気になっていた。
今日は鶏肉だけ、その鶏専門店『鶏肉の神田染谷』で買うことにした。
選んだのがつくねと骨付鶏肉である。
つくねは、昨日の鶏スープで堪能した。
混ぜ込んであるなんこつと、ゆずの風味が絶妙でとても美味しかった。
みみっちいが、スープのつくねを二つ残しておいたものを三品盛りで食べる。
なんとも良い味。
流石に鶏の専門店だけあって、鶏臭さは全くない。
次回からは面倒がらずに、鶏は神田染谷、牛・豚は日南で買いそろえることにしよう。
本日の昼ごはん
和朝食
朝 ( 昼 ) から豪勢に、金華さばの焼いたものとハンバーグ。
MOURI がこれを買ってきたということは、ご飯が食べたい時だ。
もちろんこれも美味しいが、私が食べたかったのは根深汁。
豆腐も入れてしまったので正確にいえば根深汁ではないが、
ネギをゴロッと切り、味噌汁に入れたものがたまに飲みたくなる。
根深汁といえば、池波正太郎
池波さんの書いた剣客商売でも、大二郎が根深汁をよく飲んでいた。
父親の小兵衛は食通だが、息子の大二郎は武芸一辺倒で質素な食生活を好み、
味噌汁には葱をゴロッと切ったものを入れただけの《根深汁》を好んでいた。
大二郎のみならず、池波先生ご自身も根深汁が好きで、
食通の先生の場合は、鶏の皮を少し入れたものがお気に入りだったらしい。
私の味噌汁のように、ただ葱を入れるのではなく、
軽く焼いてから入れるのがいいらしく、お揚げを足すと更に美味しいのだそうだ。
ああしっぱい、そうやって作るんだった。
因みに、味噌汁に葱・豆腐・昆布を入れがちだが、これはNGなのだとか。
葱に含まれる硫化アリルという成分が、わかめから摂取できるカルシウムの吸収を阻害してしまうというからやらない方がいいとのこと。
やっちゃいますよね、美味しいもの。